テレビが大型化&薄型化してきていますが、テレビ台って使っていますか?我が家は旧来のテレビ台を使っていましたが、アンバランス&無駄に大きいので液晶テレビに合う設置方法を考えていました。
液晶テレビなら壁掛け!ではなく壁寄せ!
壁寄せテレビスタンド「WALL TV STAND V2 」なら、液晶テレビが壁に寄せられてスッキリ&シンプルになったので紹介します。
テレビ台買い替えの経緯
最も一般的と思われるテレビ台を使った設置。我が家ももともとテレビ台に設置していました。
このテレビ台は2000年代初頭に購入したスピーカーラック。当時は液晶テレビといえど、厚みも重さも最近の液晶テレビとは比べ物にならないくらい重かったこともあり、このラックで対応していました。
その後テレビは2015年頃に買い替え。だいぶ薄くなりました。
オーディオ機器も減らし、アンプ一台とBDレコーダー替わりのnasneが2台に集約。左側が空いているのでノートPCの置き場に使っているくらいです。
このテレビ台は、機能的にはまだまだ使えるものの、テレビに比べ重厚すぎること、オーディオ機器が減ったこともあり、ここまでのラックが必要なくなりました。
テレビ設置方法の種類
家庭でテレビを設置する方法は次の方法が挙げられます。
- テレビ台を使う
- 壁に掛ける
- 壁寄せスタンドを使う
テレビ台を使う
テレビ台のメリットは、手軽さと種類の豊富さ。
一般的なテレビ台でも背面にタップやLANの収納が付いているものや、
壁に掛けるタイプのスタンドもありますね。
デザインも価格も千差万別ですが、共通して言えることは、AV機器が置ける奥行があること。AVラックとして設置する目的もあるため、BDレコーダーなどを設置できるよう薄くとも400mm程度の奥行があります。
対して、液晶テレビの奥行は今や100mmにも満たないものも。AV機器を設置する前提ならわかりますが、AV機器が不要なら不釣り合いな奥行ですね。
壁に掛ける
スッキリ度で言えばやっぱり壁掛けが最高峰!ケーブルも含め壁面に収納できると便利です。
デメリットは設置する壁の補強が必要な場合があるところ。新築の際に設置できる場合ならともかく、後付けになるとお金も結構かかります。
我が家の場合、テレビ裏の壁にはエコカラットが配置されており、リビングのアクセントには良いものの、壁掛け加工するにはエコカラットを一度剥がして壁面補強工事して・・・と後から壁掛け加工はコストが見合いませんでした。
今後新築される方は、一考されると良い方法ですね。
壁寄せテレビスタンドを使う
これが本命の方法です。テレビ台を使うと奥行をムダにする、かといって後付けで壁面設置はコストが見合わない。ディアウォールを使う方法も検討しましたが、前荷重でアンバランスになるため倒れる危険性が考えられます。
テレビ台のように簡単に設置でき、なおかつ壁に寄せる方法が無いかと探していたところ、「WALL TV STAND 」に辿り着きました。
WALL TV STANDはV2、V3それぞれハイタイプ、ロータイプの4種類があります。(ビジネス向け自立型のプロもあり)
種類 | V2ロータイプ | V2ハイタイブ | V3ロータイプ | V3ハイタイプ |
カラー |
サテンホワイト/サテンブラック/ウォールナット | |||
高さ (高さ調整ピッチ) |
101.5~121.5cm (5cm毎5段階) |
129~169cm (5cm毎9段階) |
101~121cm (5cm毎5段階) |
128~168cm (5cm毎9段階) |
ベース |
奥行460mm |
奥行520mm ×幅700mm ×厚み15mm |
奥行460mm |
奥行520mm |
重量 | 15kg | 19kg | 16kg | 21kg |
取付可能TVサイズ | 60インチまで(テレビ40kgまで) | 79インチまで(テレビ40kgまで) | ||
価格(税込) | 17,490円 | 21,890円 | 28,490円 | 32,890円 |
ハイタイプとロータイプで調整可能な高さ領域が異なるため、設置する場所で選びます。
リビングだとロータイプで十分な高さかと思いますが、リビングダイニングのようにテーブル&椅子が高いならハイタイプでしょうか。
我が家では従来のテレビ台の高さに合わせてロータイプを選択しました。
V2とV3の大きな違いはベースの寸法。
- V2:フラットなベースで全域15mmの厚み。設置面積はV3より狭い。
- V3:TV設置の柱から放射状に低くなり、先端は床との段差が2mm。設置面積は広いが79インチに対応
テレビスタンド設置場所を通行する可能性がある場合や60インチよりも大型のテレビを使うならV3ですが、V2は設置面積が狭いことがメリット。
ハイタイプのV3はスライド式のフロントパネルで足を全域隠せるのも特徴ですね。
我が家では、リビングに合わせて低く、設置面積が狭い「V2ロータイプ」を選択しました。
このスタンドを使えば、テレビ台のように簡単に、壁掛けのようにスッキリ設置ができました。
WALL TV STAND V2(ロータイプ)
今回はネットで購入したため、商品は段ボールで到着。
結構薄い段ボールで、一人でも持てる重さでした。
部品は薄型の段ボールに綺麗に重なって入っていました。
ネジ、そして必要な工具(六角レンチやスパナ)も付属。小物類は小袋に分かれてアルファベットで識別されているため、組み立てが得意で無い方も安心ですね。
説明書も分かりやすく、組み立てで悩むことなく進められました。
設置の途中で、(説明書からは逸脱しますが)配線処理も一緒に行います。2本の支柱の間にはケーブルやタップ類を隠せるスペースがあります。
右のACアダプタはTVのアダプタ。左は往年のノイズフィルター付きの電源タップです。332mm幅と結構大きいサイズのタップですが、しっかりフロントパネル内に収まります。
スチール素材のスタンドなので磁石付きのタップなら直接設置できますが、磁石無しのタップとACアダプタなので、結束バンドで支柱に括り付けました。
フロントパネルを付けた状態で背面から。タップ、ケーブル類は後ろにすべて隠せていますが、LANケーブルやTVアンテナケーブルが長すぎたため、上手く収納できませんでした。この後、短いケーブルに換装しました。
LANケーブルとTVアンテナケーブルを短いものに変更したらスッキリフロントパネル内に収まっています。
背面で処理しているケーブル類は6種類。
- TV用ACアダプタ
- 電源タップ 2m
- TVアンテナケーブル
- LANケーブル
- HDMIケーブル(2本)
後の拡張性を確保するため、HDMIは2本取り回ししましたが、背面に収納することができました。
フロントパネルは横幅225mm×高さ555mm×奥行45mm。十分な収納力がありました。
TVの設置はTV側に先に金具をネジ止めします。テレビスタンドにはこの金具を引っ掛けるようにして設置するので、高さの調整がしやすかったです。
テレビスタンドに引っ掛けた状態。別パーツをねじ止めすることで位置が決まり、落下防止になります。
金具は細かく高さ調整ができるので、VESA規格のTVであればまずネジ穴位置は合うと思いますが、電源やスピーカーで下部が出っ張っていると設置できません。
テレビ対応表が公式ページにあるので、事前確認をしておきましょう。
設置が完了した状態はこちら。
狙い通りスッキリしました。ベースの奥行は460mmあるので、床面積の奥行は従来のTV台同等ですが、ソファ着席時の目線の高さが空いたこと、TV自体も壁ギリギリまで近づいたことから圧迫感が無くなりました。
横から見ると分かりやすいです。
テレビは壁によって設置されており、TV台のあった空間があいているので解放感があります。流石にこの角度になると、フロントパネル裏の配線が若干見えますね。
設置位置検討中のスイッチを仮置きでベース板上に置きました。V2はベースがフラットなので、こんなこともできることもメリットです。とはいえ、せっかくスッキリさせたので、スイッチの置き場所は別途準備することとします。
尚、どうしてもAV機器の置き場所が必要な場合、WALL TV STANDシリーズは棚板を追加することができます。
TV背面に隠せるHDDホルダーや、
サウンドバー専用棚もあります。
サウンドバー専用棚のカラーはサテンブラックの単色展開なので、テレビスタンドでサテンホワイトを選ぶと合わせにくいです。サウンドバー専用棚もホワイト出してほしいですね。
サテンホワイトも発売されてます!
WALL TV STAND V2の満足度を上げるアイデア。シアターバー追加&地震対策。
壁に大掛かりな工事をせずに壁掛けに近い効果を得られるWALL TV STAND V2。
壁寄せTVシアターの満足度を上げるにはやっぱりスピーカーのグレードアップは欠かせません。
ホワイトの棚板が無かったので板材を組み合わせて壁掛けスタイルでシアターバーYAMAHA「YAS-108」を設置しました。
WALL TV STAND V2には付属のワイヤーが付いており、単独でも地震対策が出来ます。
ですが、壁に穴を開けたくない&開けられない事情がある人にも、むしろそういう人にこそオススメできるWALL TV STAND V2なので、壁に穴を開けない地震対策グッズ「スーパータックフィット」を導入してみました。
まとめ
TV台が無くなることで、リビングが広く開放的になりました。
棚板の設置もしなかったことで、視覚を遮るものがなく、TVに集中できることも良かったポイント。
TVまわりをすっきりさせたい!と思ったら一考の余地ありですよ。
反面、音は液晶テレビの音になってしまうため、スピーカー導入も合わせて検討してみてはいかがでしょうか。