液晶テレビは薄型化して画像は綺麗になっていますが、音が残念なことになっていませんか?
液晶テレビでも良い音で視聴したい!
音を鳴らすためには容積が必要ですが、テレビ薄型化の代償で音響面が犠牲になってきました。
ホームシアターシステムを導入すれば音が良くなりますが、それではスピーカー&配線だらけのリビングになってしまいます。
シンプルなリビングでも音を諦めないですむように、YAMAHAのシアターバー「YAS-108」を導入したので紹介します。
シアターバー導入した理由
我が家ではもともとシアターラックを使っていましたが、テレビ回りをすっきりシンプルにしたくなり、壁寄せTVスタンド「WALL」を導入しました。
液晶テレビが壁に寄せられてテレビ周りがスッキリ。部屋が3割増して広く感じられるようになって満足!ですが、しばらくこの状態で使っていると音が残念なことが気になってきました。
音を改善する方法として、ホームシアターを組むことが一番。ですが、最低でも2.1ch分のスピーカーとアンプ、サラウンドを考えると配線とスピーカーがどんどん増えてしまいます。
もっと手軽に良い音を、と思いシアターバーの導入に踏み切りました。
- 良い音にしたい
- 手軽に操作できるようにしたい
- スピーカーを増やして場所を取らないようにしたい
シアターバー、どれを選ぶ?
シアターバーに必須の機能、それはARC
テレビの音質改善が目的であれば、外せない機能がARC(Audio Return Channel)です。
手持ちのテレビがARCに対応していることが前提ですが、対応のシアターバーを選ぶことで、HDMIケーブル一本で接続ができ、音声の双方向のやりとりが出来ます・・・
等々、説明されていますが、ARCの真価はシンプルに(意識せずに)オーディオ機器を操作できることにあります。
- テレビと連動してシアターバーの電源ON/OFFができる
- テレビのリモコンのボリュームボタンで音量調節ができる
「オーディオ機器」というとパパの趣味で奥さんや子供はいじらない(いじれない)イメージがありますが、ARC対応の場合、いつものようにテレビを操作すれば誰でもオーディオ機器が使えるのです。
リビングのテレビと相性抜群ですね。
ARC対応のシアターバーは安いもので1~2万円台から発売されています。上を見るとキリがない&上を目指すなら素直にホームシアターを組んだ方が良いでしょう。
エントリークラスでARC対応となると有名メーカーではSONY、JBL、YAMAHAの3社がラインナップされています。
BOSEも同クラスで「Bose Solo 5 TV sound system」を発売していますが、こちらはARC非対応。
SONY HT-S200F
SONYのシアターバーはエントリークラスで100/200とありますが、どちらもARC対応。2.0ch、2.1chと内蔵サブウーファーの有無が大きな違いです。値段差は数千円なので、HT-S200Fの方がお得感があります。
また、エントリークラスの中で唯一カラーが選べるのが特徴(2019年3月現在)。
ホワイトはクリームホワイト(やや黄色味が付いたホワイト)でサイドのバスレフ部分はシルバー。ナチュラル系のご家庭には相性が良さそうな色合いですね。
JBL Bar Studio
JBLのエントリークラスシアターバー。Amazonではベストセラー一位獲得しています。2.0chでもちろんARC対応。
コストパフォーマンスが高いことが特徴で、1万円台前半(11,823円 2019/03/09現在)、更に値引きクーポンも発行されていることも。
これだけ手頃な価格だと、リビングのみならず個室のテレビなどにも設置しても良さそうですね。
YAMAHA YAS-108
YAMAHAのシアターバーエントリーモデル「YAS-108」。シアターバーを古くから作っており(YSP-1は2004年)、安定感があります。
5.5cmコーン型フルレンジ、2.5cmドーム型ツイーター、7.5cmコーン型サブウーハーが左右各1基づつ。シアターバーのサイズながら、サブウーファーもサイズが大きめで2基あり迫力があります。
比較した結果、YAS-108を選択
値段はJBL Bar Studioの圧勝。JBLブランドでこのコスパは素晴らしい。ニアフィールドには十分だと思いますが、リビング用にはウーファーが欲しいかな、と思い今回は除外。
最後までSONY HT-S200FとYAMAHA YAS-108で悩みました。値段はほぼ同等。
ブラビアリンクが使えて(手持ちTVもSONY)、シンプルな2.1chながらソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」搭載のSONY HT-S200F。
バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」搭載のYAMAHA YAS-108。
当初の目的「テレビの音を良くする」ことを考えると、YAMAHA YAS-108が向いていると思い、こちらを選択しました。
YAMAHA YAS-108
我が家はテレビを壁寄せテレビスタンド「WALL TV STAND V2」に設置しています。
このスタンドには専用の棚板が容易されており、一般的なオーディオ機器ようの棚とは別に、サウンドバー専用の棚板も発売されました。
しかし、サウンドバー専用棚はカラーがサテンブラックの1色展開のため、ホワイトの本体には不釣り合いに・・・
そのため、DIYで棚替わりの板を設置して、壁掛け風にしました。
シアターバーは壁掛けができるようになっているものが多く、今回導入したYAMAHA YAS-108も壁掛けが可能。
この壁掛け用の穴を利用し、棚板に掛けるようにしました。
J型のフックを使って、フロントパネルに引っ掛けて設置しています。I型ステーでTVのVESA穴を流用する方法も考えましたが、手軽に試せる棚板DIY方式で設置しました。
YAS-108をテレビ用の外部スピーカーとして使用する場合はHDMIケーブルと電源ケーブルの最低2本で機能します。
BDレコーダーなど、他のHDMI機器がある場合にも1台は接続可能です。サブウーファー出力もあるので、低音不足を感じたら増設もできます。
反対側には電源ケーブルのみ。電源右横にある穴が壁掛穴になります。
YAS-108をWALL TV STAND V2に設置したところ。ケーブルが見えなくなりスッキリ設置できました。TVの横幅とYAS-108の横幅がほぼ同じでバランスが良かったです。
横から見てもケーブルが見えずスッキリですよ。
音の方はもちろんテレビのスピーカーとは雲泥の差。今まで聴こえなかった音も聞こえるようになりました。
「DTS Virtual:X」を使って映画を視聴すると音の広がり音の広がりがもはや別物。映画をより楽しめるようになりました。
何より、意識せずに「普段のテレビの音」をアップグレードできるのが大きいですね。わざわざアンプを立ち上げたり接続を切り替えたりする必要がないのでシンプルに良い音が聴こえるリビングになりました。
まとめ
シンプルなリビングと音響の両立は難しいと思っていましたが、シアターバーなら音を諦めないで済みました。
ホームシアターシステムのようにあちこちにスピーカー&配線でゴチャゴチャすることもなく、見た目への影響も少ないため、シンプルライフを目指すリビングにオススメです。