「普通に」使えるスマホが欲しい。
普段はLINEと電話くらいなので、そこまで機能はいらないんだけど…
新しいiPhoneSEはそんな人には向いているのかな?
手ごろな価格で購入できるiPhoneとして人気のiPhone SE。第3世代で最新世代のA15 Bionicチップにアップグレードを果たし、気になっている方も多いのではないでしょうか。
我が家は長いことAndroidユーザーだったんですが、iPad miniを使うようになってからiPhoneが気になるようになって久々にiPhoneを購入してみました。
この記事では、Androidユーザーが第3世代iPhone SEを購入してみて感じたメリット、デメリットをまとめています。
A15&バッテリー増量でメイン機として十分使えるぞ!やるな、iPhone SE(第3世代)!
第3世代iPhone SEレビュー
iPhone SE第3世代vs第2世代比較
iPhone SE(第3世代)は第二世代に比べ、主に3点がアップグレード。それ以外の箇所は第二世代をほぼ引き継いでいます。
iPhone SE(第2世代)⇒(第3世代)で変わったこと
- A15 Bionicチップにアップグレード
- 5Gに対応
- バッテリー持続時間が延長
A15チップセットや5G対応は順当なところですね。2年、3年と使うなら最新チップ、5G対応はありがたいところですが、ライトユースなら正直大きな差は感じないでしょう。
それより何よりうれしいところはバッテリーの増量。iPhone SE2の口コミでもたびたび話題になっていたのはバッテリー持ちの悪さです。SE3ではこの泣き所が改善されているところが、魅力ですね。
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
発売年月 | 2022年3月 | 2020年4月 |
画面サイズ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) |
4.7インチ Retina HDディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) |
通信方式 | 5G携帯電話通信 | 4G LTE携帯電話通信 |
チップセット | A15 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
バッテリー | 最大15時間のビデオ再生 2,007mAh |
最大13時間のビデオ再生 1,821mAh |
生体認証 | Touch ID | Touch ID |
防水・防塵性能 | IP67等級 | IP67等級 |
カメラ | アウト:シングル 12MP Deep Fusion フォトグラフスタイル ナイトモードのタイムラプス イン:7MP |
アウト:シングル 12MP イン:7MP |
サイズ | 高さ 138.4 mm 幅 67.3 mm 厚さ 7.3 mm |
高さ 138.4 mm 幅 67.3 mm 厚さ 7.3 mm |
重量 | 重量 144 g | 重量 148 g |
ワイヤレス充電 | Qiワイヤレス充電 | Qiワイヤレス充電 |
SIM | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) デュアルeSIMに対応 |
デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |
コネクタ | Lightning | Lightning |
価格 | 64GB 57,800円(税込) 128GB 63,800円(税込) 256GB 76,800円(税込) |
64GB 49,280円(税込) 128GB 55,800円(税込) ※’22年3月時点 |
iPhone SE第3世代購入の決め手
今回、スマホを買い替えるにあたって気にしていたポイントをiPhone SE(第3世代)が満たしていたのです。
iPhone SE(第3世代)の良いところ・購入の決め手
要望 | iPhone SE(第3世代)の特徴 |
普段使いで支障ない電池持ちであること | バッテリーの持ちが改善した |
決済手段として使いやすいこと | Touch IDでApple Payが使える |
2~3年は使える機種であること | A15チップ&バッテリー持ち改善 |
私の使い方として、メールやLINE、ニュース等のブラウジングくらいで重たい処理は基本しません。動画や本格的なブラウジングはiPad miniを使うため、軽くて小さい方がなお良し、という感じです。
第2世代のSEも購入するかを結構悩んでいたんですが、どうしても気になっていたのはやはりバッテリー持ちでした。第3世代でのバッテリー持ちの改善が決め手になりました。
良いところ①普段使いで支障ない電池持ちであること【バッテリー増量】
manya家実使用におけるバッテリーの使用状況の日別グラフはこちら。いろいろ設定を試して遊んでいる土日を除けば、平日は50%も使い切っていない状態です。
この週の木曜日だけ突出して80%使っていましたが、これは楽天銀行のバックグランド処理を常時にしてしまったせいでした。
こういったイレギュラーを除けば、メールやLINE、ニュース等のブラウジングくらいの使い方では実使用上、問題無さそうなことが分かります。
小さいサイズのスマホにしてもモバイルバッテリーを持ち歩いたら結局意味ないじゃん、という議論も良く見かけますが、私としては十分
バッテリー容量UP1,821mAh→2,007mAhとチップセットA13→A15の合わせ技で実用的な電池持ちに!
良いところ②決済手段として使いやすいこと【Touch ID】
SEを選ぶ方の決め手はTouch IDにあること、結構多いのでは無いでしょうか。
昨今のマスク事情はもちろん、Apple Payを用いた決済手段として使うなら、Face IDよりもTouch IDの方が利便性が高いです。
ブラウジングや動画をスマホで見る方であれば、画面サイズが広いiPhone 12、13の方が良いでしょう。ですが、決済手段としての優位性を優先するなら、圧倒的にiPhone SEでした。
決済にはTouch IDがやっぱり便利!
良いところ③2~3年は使える機種であること
iPhone13シリーズと同じ、最新のA15チップセットにアップグレードされたSE第3世代。それにたいして、2021年のiOS 15アップデートでiPhone SE(第1世代 2016年発売)はいまだにアップグレード対象。
このことを考えると、2~3年後には買い替えを検討するつもりの私からすれば、OSアップデートの保証はまず問題無い、と判断できます。
過去実績から、2~3年使っているうちにOSのアップデートが対応しなくなることは無さそうです。安心して使える!
iPhone SE第3世代の微妙なところは?
ここもさんざん既出のポイントですが、逆に言えばこのくらいしかデメリットが無いというところ。
微妙なところ①画面が小さい
iPhone8から脈々と受け継がれるSEデザインはHomeボタンがあるが故の4.7インチ液晶の画面はスペックは見劣りします。
ブラウジング、SNS等で画面を見ることが多い方には素直に iPhone 12、iPhone 13を選ばれる方が良いでしょう。小さいサイズが好みならminiもありますし。
画面を取るか、Touch IDを取るか。ここは好みの分かれるところ。
微妙なところ②Magsafeに非対応
ここは第3世代で期待していたところですが素直に残念。Magsafeに対応しているといろいろアクセサリーの幅が増えるんですが。
どうしてもこの機能が欲しい!となると、iPhone SEをMagsafe対応にするケースもありますが、そもそもiPhone SE用のMagsafe対応のケースの種類が少ない!
好みのケースがあればそれで問題ないですが、そうでない場合はMagsafe機能は使わない方向にするか。
Magsafe機能を付与するケースを使うか、別の好きなケースを使うか。
悩みどころです。
微妙なところ③価格が高くなった
iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | |
価格 | 64GB 57,800円(税込) 128GB 63,800円(税込) 256GB 76,800円(税込) |
64GB 49,280円(税込) 128GB 55,800円(税込) ※’22年3月時点 |
第二世代に比べて、約8,000円ほどの値上がり。これが大きいとみるか、小さいと見るかがポイントです。
昨今の材料費値上げや円安状況を考えると、致し方なしというところもありますが、そもそもiPhone SEを欲しいというユーザー層はスマホへの出費優先度が高くない層でしょう。そうなると約8,000円値上げは結構気になる方も多いのではないでしょうか。
そんなときはキャンペーンをうまく使いましょう。一時期は量販店の値引きがすごく、そちらで買う方法がオススメでしたが、最近は値引き合戦が落ち着いてきました。
そうなると、Apple公式サイトやAmazonのポイントバックをたくさん貰えるタイミングを狙いたいものですね。
セール期間はしっかり狙って購入しましょう!
iPhone SE(第3世代)と同時購入したアクセサリー
iFace Reflection (カーキ)
ケースといえば安定のiFace。中でも、背面強化ガラスの「iFace Reflection」はデザイン、保護能力の両面でケースの第一候補でした。
側面にくびれがあるTPUでしっかり角落ちをカバー。背面は強化ガラスでiPhoneらしいデザインが生かせます。
更に、iFace専用のインナーシートを使えば、背面デザインのアレンジもお手の物。もちろん、写真やイラストなど、自分で好みにアレンジしてもいいですよね。
オススメ度★★★★★
ラスタバナナ ハンドストラップ 丸ひもタイプ モスグリーン
ストラップが欲しい人にオススメはこれ。最近はストラップを売っている量販店も少なくなっていますので、Amazonや楽天での購入がオススメ。
- 固い素材を使っていない(紐を止めてる部分も柔らかいゴム製)
- 日本製
- 色が豊富(10色)
- 値段も手頃
ストラップ部分は14cmあり、手に通して使うのに丁度よい長さ。太さも十分あるので強度も期待できます。
色も10色あるので、ケースの色に合わせて選べます。ケースがiface Reflectionのカーキなので、モスグリーンを選択。ケースに比べて若干明るめですが、許容範囲内の差です。
オススメ度★★★★★
そんなに長いストラップを使いたくない。指に引っ掛ける使い方が良い。そんな方には更に短いタイプのストラップもあります。こちらは指に引っ掛けるような使い方ですね。
ワイヤレス充電器:Anker PowerWave 10 Stand
iPhone SE第3世代はMagsafe非対応であるものの、Qi充電(ワイヤレス充電)は対応しています。Ankerのスタンドタイプであれば、しっかり7.5Wでワイヤレス充電ができます。
PowerWave 10 Standは充電用のコイルが上下2か所あり、いろいろなスマホに対応できます。¥
iPhone SE第3世代もいろいろな置き方をしてみました。縦置き横置き、ケースありなし。どの置き方でも問題無く充電できました。
デメリットといえば、充電器が付属していないこととmicroUSBであること。充電器は別途用意しないといけません。
オススメ度★★★★★
ガラス保護フィルム:Simplism [FLEX 3D] 高透明 ブルーライト低減 気泡ゼロ 複合フレームガラス ブラック 0.5mm
Simplism[FLEX 3D] 高透明 黄色くならないブルーライト低減 気泡ゼロ 複合フレームガラス ブラック 0.5mm
こちらも安心のsimplism、と思って購入したんですが・・・あまりおすすめできないガラスフィルムでした。
貼り付けが簡単な仕組みがあったり、色が変わりにくいブルーライトカットだったりしますが、ただ一点、干渉縞がひどい。
気泡99.9%ゼロの「フロート構造」。つまり、ガラス面は浮いているんです。等間隔のドットでガラスとiPhoneの画面に隙間を開けていますが、ふとした時にガラスが接触すると干渉縞が発生。時間が立てば解放されますが、干渉縞ができると気になりますよね…
オススメ度★☆☆☆☆
AndroidからiPhoneへの乗り換え。注意点は?
今回、AndroidからiPhoneに乗り換えたため、改めて機種変更の注意点をまとめます。ポイントは二つ。
- LINEのトーク履歴は引き継げない!
- ワンタイムパスワードアプリの切替を忘れずに!
なにはともあれ、SIMカード差し替えと共に早急に切替を行いたいLINEの引継ぎはしっかり行って下さいね。
【Android➡iPhone】LINEのトーク履歴は引き継げない!
多くの方にとって、このトーク履歴の引継ぎが出来ないことが一番の注意点はここではないでしょうか。Android同士、iPhone同士の場合はLINEのトーク履歴の引継ぎが出来ますが、異OS間ではトーク履歴の引継ぎができません。
keepでテキストデータは残しておけるものの、ここは注意ポイントですよね…
【Android➡iPhone】ワンタイムパスワードアプリの切替を忘れずに!
これは同OS間の機種変更でも同じですが、銀行系アプリなどで多く使われるワンタイムパスワードアプリはしっかり機種変更しておきましょう。
ワンタイムパスワードの切替を忘れるとログインが厄介なことに。
計画的に切替をしましょう。
まとめ
良いとこ微妙なとこリスト
- 画面が小さい
- Magsafeに非対応
- 第二世代より値段が8,000円~アップ
- 電池持ちが改善。実用に耐える電池持ち
- 指紋認証とApple Payの相性の良さ
- 最新チップで長期間のiOSサポートを期待できる
iPhone SE 第3世代ですが、購入して正解でした。第2世代から変わらないある意味枯れたデザインですが、それ故に大きな問題も発生せずに安心して使えそうです。
スマホで煩わしいことを考えたくない。”普通”に動くスマホが欲しい。そんな人にはベストバイなスマホですね。