「popIn Aladdin 2」購入レビュー。配線不要で大画面でも部屋はスッキリ！

そんな疑問に答えます。

本記事の内容

popIn Aladdin 2なら配線フリーで大画面。部屋をすっきりさせる魔法のプロジェクター付きシーリングライトですよ。

popIn Aladdinとは

シーリングライト + プロジェクター + スピーカー = popIn Aladdin 

家庭の照明の主役、シーリングライト。部屋の明かりとして一般的でどこの家庭にもありますよね。このシーリングライトにプロジェクターとスピーカーを組み合わせた製品が「popIn Aladdin 」シリーズです。

特徴はなんといっても配線の手軽さ。引っ掛けシーリングに「popIn Aladdin 」を設置するだけで部屋に大画面の「未来の壁」が生まれます。

プロジェクターとなると、専用の投影機材やスクリーンを用意したりと、大掛かりなイメージがありましたが、「popIn Aladdin 」に必要なものはシーリングライトと投影用の壁のみ。

設置のハードルがグンと低くなりました。

ラインナップは2種類。オススメは自由度の高い「popIn Aladdin 2」

2021年04月現在、2種類のラインナップがあります。ハイエンドモデルの「popIn Aladdin 2」とスペシャルエディションの「popIn Aladdin SE」。定価で2万5千円の差がある両者ですが、悩んだら「popIn Aladdin 2」を強くオススメします。

理由は何と言ってもレンズの違い。「popIn Aladdin 2」は短焦点レンズを使っており、壁までの距離が短くても大画面を表示できます。

部屋サイズとスクリーンサイズの関係

 

popIn Aladdin 2 壁までの距離とインチサイズ

popIn Aladdin SE壁までの距離とインチサイズ

出典：popIn Aladdin 楽天市場店

このままだと分かりにくいので、部屋のサイズと比較してみましょう。

そうすると一般的な部屋のサイズで壁までの距離は部屋の長辺、短辺の半分となり、表で表すとこうなります。

一般的な日本の住居の畳数と壁までの距離

※間取り、規格によって縦、横幅は異なるため参考値

次に、popIn Aladdin 2とpopIn Aladdin SEの壁までの距離と一般的な畳数別の壁までの距離を比較しました。もっとも近い距離のセルに同色で塗ってあります。

popIn Aladdin 2 とpopIn Aladdin SE 画面サイズ別壁までの距離

popIn Aladdin 2とpopIn Aladdin SEでは同じ部屋サイズでも画面の大きさが30～50インチ異なりますね。

popIn Aladdin SEは一般的な6畳間だと40インチほどのサイズなので、このサイズなら液晶テレビと変わらないですよね・・・垂直方向の高さ調整幅も狭く、距離が離れると天井に寄せて表示することが出来なくなるところもデメリット。

部屋の間取りや扉の位置などで、画面サイズを必要としない場合ならともかく、プロジェクターで大画面を手に入れたいのであれば、popIn Aladdin 2にしておくと後々後悔しなくて済みますよ。

popIn Aladdin 2 とpopIn Aladdin SE規格比較

比較表にしてみると、popIn Aladdin 2の優秀差が目立ちますね。金額以外では圧勝です。あえてSEを選ぶとしたら、壁面の投影できる面積が狭く、popIn Aladdin 2の利点が生かせない場合くらいでしょうか。

manya@homeの結論は、「日本の住居に合わせやすいpopIn Aladdin 2」です。

popIn Aladdin 2購入レビュー

manya@homeではハイエンドモデル「popIn Aladdin 2」を購入したので、こちらをレビューしていきます。

梱包・開梱

箱は段ボールが2重になって頑丈に梱包されています。蓋を開けるとセード部が入っている黒い化粧箱がありました。

セードを取り出すといよいよ本体とご対面。プロジェクターだし結構重いんだろうな・・・と思うと肩透かしを食らう軽さでした。

本体は天面側が反射を抑える黒。底面側には規則的にLEDが並んでいます。

本体は側面にプロジェクターレンズ部分があり、反対側にはスピーカー口が開いています。

入出力端子はありません。一台で完結しているので、とてもシンプルですね。唯一、底面のレンズ面にソフトアップデート用のUSB端子がありました。

付属品はいたってシンプル。シーリング用のアダプタにリモコン（テスト電池付属）。あとはペーパー類だけになります。

取り付け

「popIn Aladdin 2」を実際に設置してみました。といっても、設置方法は一般的なシーリングライトと同じように、天井の配線器具に組付けるだけです。

天井の引っ掛けシーリング（配線器具）に音がするまで回す

本体を取り付ける

先ほどのシーリングアダプターに本体を押し上げて組付けます。配線器具の種類によりますが、2段式の場合は2回「カチッ」「カチッ」と音がするまで押し込む必要がありますよ。

本体の向きを調整する

投影したい壁にレンズが向くように調整します。「popIn Aladdin 2」は天井と四隅のスポンジで設置しているため、若干の抵抗がありますがゆっくり回して角度を合わせましょう。

左右の投影位置の調整はレンズに左右の角度補正が無いため、本体の向きで決まります。最終的には一度投影してみてから微調整しましょう。

シーリングアダプターと本体のコネクターを接続する

アダプタと本体をケーブルで接続します。２極のケーブルですが、形状が異なるため決まった向きにしか入らないようになっていますので、よく見て接続しましょう。

シェードを本体に取り付ける

シェードを本体に取り付けます。右に回すと取り付けできるところも良くあるシーリングライトと同じですね。

スイッチを付ける（壁スイッチはONにする必要あり）

照明部分は壁のスイッチをONにすれば付くようになります。プロジェクター部分の初回起動は本体の電源ONをする必要があります。本体後面のアラジンのランプ部分がボタンになっているので、ここを押すとプロジェクター機能が起動します。

一度起動しておけば、その後はリモコンで操作可能になりますよ。

ここまでで本体の設置は完了。シーリングライトの交換作業とほとんど同じ作業内容で簡単に設置できるところはpopIn Aladdin 2の魅力ですね。

初期設定

リモコンのペアリング

まずは画面指示に合わせてリモコンを登録するところから開始です。リモコンは一般的な赤外線方式ではなく、Bluetooth接続になります。そのため、初回起動時はペアリングが必要です。

映像の位置調整

映像の位置調整方法は高さ調整、横位置、台形補正の3種類を調整していきます

高さ調整、台形補正

高さ調整、台形補正は初回起動時の画面、もしくは設定画面から調整が可能。リモコンの十字ボタン上下で調整します。

台形補正も同じようにリモコンで調整できます。四隅を1点づつ調整します。manya＠homeでは上辺を固定して、下辺を絞っていくように調整しました。

投影対象の関係で最大投影サイズよりも小さくする場合はこの画面で四隅を絞っていくので面倒ですね。

横位置調整

レンズは縦方向にしか動かないため、横位置はpopIn Aladdin 2の位置を物理的に調整します。

ネットワーク接続

初期設定でネットワーク接続を聞かれますので、家庭のWiFiに接続します。パスワードを入れて接続します。

リモコンのレスポンスが良いのでストレス無く入力できました。音声入力も可能です。

最後に利用規約や配線器具の注意動画が流れて設置は終了です！

manya@home家設置した状態

manya@homeでは８畳の寝室に設置してみました。

購入前のシミュレーション通り、約100インチの画面サイズで投影出来ました。プロジェクターのランプが明るく、昼間でも画面は鮮明でプロジェクターを楽しむことが出来ました。

動画再生も安定して流せており、プロジェクターとしての基本機能は文句なしです。

微妙に思うところはスピーカー。形状からも大体予測はできましたが、音の立体感が不足しています。

背面にステレオスピーカーがついていますが、左右の聞き分けは可能です。

音に不満がある場合は、Bluetoothスピーカーを使えば良い音で聴けますよ。BluetoothのコーデックはSBCのみなのは残念ですが。

合わせて読みたい2万円でBOSEサウンド！Bluetoothスピーカー「SoundLink® Mini speaker II」レビュー。

シーリングライトとしては8畳に十分な明るさを確保できています。明るさ、色温度も多段階調整ができ、4パターンを登録しておけるので、普段の利用シーンにあわせた設定ができますよ。

popIn Aladdin 2で出来ること

popIn Aladdin 2はAndroidで動いてます。画面の大きなスマホのようなもの。操作性も近く、アイコンを選んで決定を押していくスタイルでほぼすべての操作が可能です。

対応アプリも随時増えており、やはり動画系のアプリが充実しています。

動画系のアプリ

有名どころの定額見放題はほぼ対応済ですね。普段使っているサービスがあればすぐに大画面で動画が見れますね。

popIn Aladdin 2には「テレビ」というアプリがあります。DLNA対応レコーダーやTVチューナーがあれば配線フリーで地デジも見られますよ。

popIn Aladdin 2推奨のテレビチューナー「Xit AirBox」やSONYからbuffaloに引き継がれた「nasne」などワンクリックでアクセス可能です。

≫ popIn Aladdin 2 × 推奨テレビチューナー

ヘルスケア系のアプリ

ヘルスケアアプリでオススメは「Aladdin Timer」です。おはようタイマーやおやすみタイマーで目覚まし時計代わりにせせらぎや波の音といった画像＆音を流してくれます。

キッズ向けアプリ

子供向けアプリも充実しています。学習ポスターや太陽系、にほんちずといった従来なら壁にポスターを貼っていたような学習ツールもプロジェクターで映せます。

YouTubeキッズも対応しているところも安心ですね。

popIn Aladdin 2の疑問点に答えます【おすすめ購入先や口コミ疑問点】

どこで買うのがオススメ？【公式サイトor良く使うモールがオススメ】

実は公式サイトでも結構セールをやっています。そのため、Amazonや楽天のセール期間外なら公式がオススメです。

もちろん、AmazonやpopIn Aladdin 楽天市場店はセール期間中に安くなりますので、ポイント還元分を考慮すれば有利になることも多いので、特に買いまわりセール中の楽天の場合はが狙い目です。

switchやプレステなどのゲーム機は繋がる？【Aladdin Connectorで繋がる】

popIn Aladdinはケーブルレスで大画面が映せることが特徴ですが、どうしてもケーブルを繋ぐ必要があるものがゲーム機ですよね。

2021年夏に「Aladdin Connector」というワイヤレスのHDMIアダプターが9月下旬からの一般予約販売が開始されています。

ゲーム機とAladdin ConnectorをHDMIで接続し、Wi-Fi経由でpopIn Aladdin 2またはpopIn Aladdin SEとワイヤレス接続するアダプターです。

こちらを購入すれば、popIn Aladdin 2はケーブルレスのまま、ゲーム機が接続できるようになります。今から発売が待ち遠しいですね！

賃貸でも使える？【賃貸に向いたプロジェクターです】

賃貸だと壁や天井に穴をあけることが出来ずに、プロジェクターの設置が難しいケースも多いです。

突っ張り式のポールや2×4材を使った棚を作ったりで解決する方法もありますが、popIn Aladdin 2を導入するのがスマートなやり方。

白い壁と引っかけシーリング(配線器具)さえあれば設置できるので、設置できない家庭はほとんど無いのではないでしょうか。

popIn Aladdin 2ならプロジェクターの設置難度が大幅に下がりますので、賃貸住宅にも向いているプロジェクター付き照明器具ですよ！

背面投影は必要？【popIn Aladdin 2なら投影サイズが大きい】

初代popin AladdinやpopIn Aladdin SEの場合、部屋の割にレンズの影響で投影サイズが小さくなってしまいます。この対策として、プロジェクターを背面に向け、鏡に反射させた像を壁面に移すことで投影サイズを大きくする方法が背面投影の方法です。

別途ミラーを用意し、天井に設置する手間と工夫が必要になりますが、手軽に投影サイズを大きくできる方法ですが、ちょっとしてDIYが必要になりますね。

manya@homeではまずは短焦点のpopIn Aladdin 2の導入を検討されることをオススメします。

「部屋サイズとスクリーンサイズの関係」で説明したように、popIn Aladdin 2は短焦点レンズを搭載しており、SEとの比較で30～50インチ画面サイズを大きくできるメリットがあります。

popIn Aladdin 2のレンズをもってしても投影サイズが不十分な場合には背面投影を検討してみましょう。

popIn Aladdin 2の良いところ・微妙なところ

popIn Aladdin 2の微妙なところ

• 音質は普通。聞き取りやすいが低音は不足気味。
• BluetoothコーデックはSBCのみ
• 拡張性が低い

popIn Aladdin 2の良いところ

• 配線不要で大画面
• 昼間でも見やすい
• レスポンスが良好
• アプリが随時追加、アップデートされている
• ライトとしても十分な明るさ

popIn Aladdin 2は欠点が少ない優等生な仕上がりです。popIn Aladdin 2の微妙なところを上げるとすれば、音質はいたって普通なところ。セリフは聞き取りやすく中音域は十分ですが、特に低音が不足気味でした。イメージで言えばこんな感じ。

液晶テレビ内蔵スピーカー　＜　popIn Aladdin 2のスピーカー　＜　シアターバースピーカー

Bluetoothで外部スピーカーを繋げようと思うと思うと次に気になるポイントがコーデック。対応コーデックが遅延の大きいSBCのみなので最大220±50msの遅延が発生してしまいます。スピードの早いアクション映画などでは気になるレベルの遅延です。

拡張性が低いところも難点。オールインワンで一通りのことがこなせる反面、後付けでスピーカーや外部入力を使おうと思ってもワイヤレスで接続する必要があります。

配線不要で大画面。シーリングライト用の配線器具を使う事で電源ケーブルすら不要なので、完全なケーブルレスを達成しています。プロジェクターとしての十分な機能で一通りのことはこなせます。

700ルーメンのLEDで昼間でも映像がしっかり見えるところも高評価。おはようタイマーで朝にヒーリングムービーを流してもしっかり映像を見ることができます。

本体の動作、リモコンの反応ともに優秀でレスポンス良好です。「テレビ」アプリの反応も良く、録画再生も簡単で素早い反応でした。

そんな人には7泊８日のレンタルをしてみてから考えてみるのはどうでしょうか？

 

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失敗したくない人にはオススメですね。

合わせて読みたい試して納得！ポップインアラジン2 はレンタルでお試し購入可能です！【Rentio】

まとめ

popIn Aladdin 2はシーリングライトの配線器具を使う事で、ケーブルレスでプロジェクター、スピーカー、シーリングライトの3in1を見事に達成していました。

第二世代になり画質もフルHDに進化してもはや死角はありません。3in1の機能を考えれば99,800円という価格が安すぎ！と思いました。

しかもセール中だと8万円台まで下がりますからね・・・セール中に買えればラッキーですよ！お見逃しなく。