夏も近づき、暑い日が多くなってきて、ちょっと手軽に涼みたいときありませんか?
昨年人気で早期に売り切れたフランフランのハンディファンならそんな用途にピッタリです。
使ってみると結構涼しいし、長時間使えます・・・と、ふと手元でいつも熱くなるスマホを見て思いました。
人も涼しくなるなら、スマホにも良いかも!?
フランフラン「フレ 2WAYハンディファン」で夏のホットなスマホもクールダウンできたので紹介します。
ハンディファン、どうせ買うならオシャレなヤツを。
バッテリー内蔵でモバイル出来ちゃうハンディファン。インテリアショップや雑貨屋など各所の店頭に並ぶ時期になってきました。
ネットで検索するといろいろ出てきます・・・数多すぎ!
持ち運んで使うことも考えると、見た目を重視して絞り込みます。
有名どころは何といってもフランフラン。昨年話題になりましたね。
mottoleもオシャレな雰囲気。フランフランの物にも似ていますが、重量が+12gなる分、電池容量が多い別物です。
こちらはアロマトレー付きで香りも楽しめるそう。
他にもありましたが、最終的にこの2点に絞ってから選びました。
フランフラン |
mottole ハンディファン MTL-F001 |
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サイズ | 10.5×3.7×22.0cm | 10.3×3.8×23.3cm |
重量 | 170g | 182g |
風量調整 | 5段階 | 5段階 |
連続使用可能時間(約) | 2~8時間 | 2.5~5.5時間 |
この際、特に重要視した指標が連続可能時間。どちらも5段階の風量調整ですが、フランフランのものの方が、使用時間の幅が広いです。
フランフランの方が1段階毎の風量変化が大きいのかな?
自分の使い方を考えると、急冷したい!あるいは緩く長く使いたい!のどちらかの用途です。
このことから、風量の変化が大きいと推測されるフランフランなら、調整しやすそうなのでこちらを選びました。
フランフラン「フレ 2WAYハンディファン」
カラーはグレーを選択しました。
スタンド以外にストラップやUSBケーブルが付属しています。
操作方法は至ってシンプル。中央にある1ボタンですべて操作できます。
長押しで電源ON⇔OFF。電源を付けるとボタン周囲が青く点灯。オシャレ。
短押しを繰り返すことで風量が1(微弱)⇒2⇒・・・⇒5(最大)⇒1と変わります。ここら辺は説明書を読まずとも直感操作できますね。
長押しは約2秒なので、カバンの中で誤動作する心配などは考えにくいでしょう。
ハンドル部分は円柱形状ですが、下部に半月状の突起形状があることで、台座との接続方向が一様に決まります。
ストラップは本体下部に付けますが、スタンドにはストラップを逃がす溝があります。
台座との接続はこれらの機能のためスムーズに行うことが出来ました。
重量は公証スペック通り170gであることを確認。
フランフラン「フレ 2WAYハンディファン」の使用感
台座を使った場合のファンの高さはファン中央までで18.5cm。
机で使うと、顔より若干低めの位置関係になりました。
風の直進性は高く、机上利用で想定される1m以内の利用では、ファンの正面にいないとあまり涼しくなりません。
台座に置いて使うよりも冷やしたいところを狙って使うハンディ用途が向いています。
フランフランからは別売りの首振り台座も発売されていますので、机上設置がメインの方は同時に購入されると良さそうです。
風量は微弱でも机上利用で十分な風量。ずっと当たっていると寒くなるくらいです。5段階まで風量をアップ出来るので、屋外でも心強いですね。
騒音は風量にしたがって大きくなります。いわゆる扇風機と違ってファン径が小さく距離も近い使い方をするので静かな部屋だと気になるかもしれません。
風量微弱、距離約40cmで机上利用をすると、TVを付けたり音楽を掛けたりすると気にならないレベル。他の音源が無いと気になります。
風量や騒音は想定内のレベルで、思った以上に直進性が高いことは想定以上でした。
こっちが本題、スマホクーリング!
想定以上に直進性が高いハンディファンの「フレ 2WAYハンディファン」。本来用途には申し分ない機能ですが、むしろこっちが本題のスマホ冷却ファン用途。
スリコでスマホ用のハンドルグリップを購入したので、空き時間にスマホでゲームがしやすい環境になりました。
ハンドルグリップで操作性はだいぶ改善されましたが、遊んでいるうちに熱を持ってしまうのが心配事。
もちろん、そんな心配をする人のために冷却ファン付きのスマホ用のグリップも売っています。
こちらを選択する方法もありますが、既にスリコのハンドルグリップに慣れてきたこと、どうせ追加投資するなら汎用性が高く普段使いできる方が良いことから、ハンディファンを選択しました。
しかしながら目的がスマホの冷却である以上、その効果のほどを検証する必要があります。
スマホ冷却性能検証の環境構築
どうせなら、実際の使用環境に近い形で効果の有り無しを検証していきたいところ。
まずは、通常使用時の位置関係を数値化しました。
- ハンドルグリップを手で持つので机上天面より若干位置が高い。その位置関係に近い100均ボックス(高さ6cm)の上にスマホを設置
- ハンディファンとの距離は30cm
- ハンディファンのファン中心18.5cmだが、スマホは画面上端で14cm程度。これ以上高いと手が疲れます
ハンディファンはスマホの左上対角線上から冷却するように使います。横持の場合、左側(赤丸部)がCPUで高温になるため。
この状態で比較検証を考えていますが、リビングだと周辺環境の影響が考えられるので、個室を密閉して同等の位置関係で検証しました。
部屋状態:個室、部屋の扉締切による無風状態にて測定
室温:30℃
スマートフォン:Zenfone5z/AIブーストON
調査アプリ:AnTuTu Benchmark v7.2.2
ハンディファン:フランフラン「フレ 2WAYハンディファン」
ハンディファン風量調整:微弱
※バックグラウンドアプリはクリアしてから実行
公平を期すため、冷却テストはゲームではなくAnTuTu Benchmarkで実施。
CPUの負荷を上げるため、AIブーストON(CPUのクロックアップ)にしています。
ハンディファンの風量は微弱を設定。実使用も微弱で使っているためです。
続いて検証方法です。
- スマホを静置し、温度を安定させる
- AnTuTuのCPU、バッテリー温度を記録
- AnTuTu Benchmarkを実行
- AnTuTu Benchmark終了時のスコア、CPU温度、バッテリー温度を記録
- 3.4.を合計3回繰り返す
以上の手順をハンディファン有り無しで繰り返し比較
上記の検証方法に基づき取得したベンチマークのスコア、CPU温度、バッテリー温度の推移が以下のグラフになります。
ハンディファンを使わない場合、2回目、3回目とみるみるAnTuTuベンチマークスコアが落ちていきます。
CPU温度もベンチ2回目時点45℃に達し、本来のパフォーマンスが発揮できない状態です。
続いてハンディファンを使った場合のグラフです。
AnTuTuベンチマークスコアの繰り返しによる低下は見られず。
CPU温度、バッテリ温度共に、静置状態よりは数度上昇しているものの、3回繰り返しても温度は安定しています。
以上の検証結果から、ハンディファンによる冷却が行われており、その結果としてAnTuTuベンチマークスコアの低下が起きなかったことが証明されました。
【結論】ハンディファンはスマホクーリングに使えます!
参考にベンチマーク画面貼っておきます。
まとめ
フランフラン「フレ 2WAYハンディファン」はオシャレなハンディファンですが、機能も申し分無しの実力機です。
スマホクーリングファンとしても効果が実証でき、普段使いのハンディファンに加え、スマホで遊ぶ時のお伴としても欠かせません。
オシャレなハンディ扇風機を探している方にも、ゲーマーさんにもオススメできるフランフランのハンディファンでした。