パソコン版クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)でお絵描きを始めようと思っているんだけど・・・
リビングで使えるようにノートパソコンじゃなきゃダメ!
予算別のオススメを知りたい!
そんな疑問に答えます。
最近はスマホからデジタルペイントを始める方も増えましたが、もっと快適に描くためにはパソコンの導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
そんなパソコン初心者が「結局どんなスペックが必要なの?」と数字の羅列に悩んでしまうことも多いです。
manya@homeでは、あまりパソコンのハードに詳しくないmanya嫁はお絵描き環境を整えるために旦那にパソコン選びを丸投げ。旦那自身のパソコン含めて2020年から自作パソコンとお絵描き用BTOマシンを購入して使っていましたが、先代モデルはノートパソコンを2台続けて使っていました。
この記事では、初心者でも迷わずにクリスタ向けのノートパソコンを選べるよう、お絵描き用のパソコンの選び方をまとめて解説します。
この記事を読めば「パソコンを初めて買う初心者でもパソコン版クリスタを快適に動かすノートパソコン」がすべて分かります。
クリスタ向けノートパソコン オススメ機種一覧
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]CPU&グラボの世代交代、Windowsも11に!
DAIV 4N11世代の新CPUでThunderbolt4対応!
GIGABYTE AERO 15色校正済パネルで最高の制作環境!
マウスコンピューターで秋の感謝セール開催中!クリエイターPC「DAIV」シリーズのノートパソコンも多数ラインナップ!
お絵描き(クリスタ)用パソコンの選び方
クリスタ用パソコンを選ぶ手順を解説
クリスタ用パソコンを選ぶ手順については、別記事にまとめた通り。
合わせて読みたいCLIP STUDIO PAINT向けのBTOパソコンの選び方。価格別のオススメも紹介。
この手順ではデスクトップをオススメしていますが、ノートパソコンを求めている方も多いです。使わない時にはしまえることや省スペース性、何よりノートパソコンは煩わしい配線処理も無いところがメリットですよね。
そのため、ノートパソコンに特化して、クリスタ用パソコンの選び方として手順をまとめました。デスクトップ用とくらべ、3と4の手順を逆転させています。
クリスタ用ノートパソコンを選ぶ手順
- モバイルノートパソコンか据え置き型の普通のノートパソコンかを決める。
- メモリは16GBあるかを確認する(増設スロット数に注意!)
- グラフィックボードの増設ハードルが高いので、外付けグラフィックボード搭載を選んでおこう!
- CPUは予算の許す範囲で高いものを選ぶ。【外付けグラフィックボード付きならほぼi5以上】
ステップ1.モバイルノートパソコンか据え置き型の普通のノートパソコンかを決める。
持ち運びは家の中だけなら据え置きで使う普通のノートパソコンがオススメ!
ノートパソコンといっても常に出先に持ち歩く使い方はしない、という方も多いのではないでしょうか。普段は机に置いており、ときどき整理して家事やDIYをしたい。そんな使い方なら据え置き型の普通のノートパソコンが向いています。
モバイルノートパソコンと据え置き型の普通のノートパソコンのそれぞれの特徴は以下。
モバイルノートパソコンの特徴
- 画面サイズが小さめ (11~13インチ程度)
- 重量は軽め(1~1.4kg程度)
- デザイン性が高いものが多い
- 性能の割に値段が高め
据え置き型の普通のノートパソコンの特徴
- 画面サイズが大きめ (15~17インチ程度)
- 重量は重め(2kg前後)
- 実用性重視のデザインが多い
- コスパが良い
モバイルノートは軽くてデザインもよく、スタバで使うならモバイルノートパソコンが似合います。
ただし、モバイル性を高める為に外装に金属を使ったり、より省電力なCPUを使ったりと、性能の割に値段が高くなる傾向があります。
絵描きは液タブ、板タブをつないで使うのでどうしてもモバイルノートのメリットが生かしにくいんですよね。
普段はリビングやPCデスクで使い、時々別の部屋に持って行く。そんな使い方なら普通のノートパソコンの重量の重さや大きさのデメリットはあまり問題になりません。価格性能比が高く、画面サイズも大き目な普通のノートパソコンのメリットを生かせますよ。
ステップ2.メモリは16GBあるかを確認する(増設スロット数に注意!)
クリスタ用にオススメなメモリ容量
- 16GB おすすめ!
クリスタはレイヤー枚数増やしても、あまり重くなりませんよね。我が家では良く使う画像サイズがA4縦 (350dpi 2894×4093ピクセル)でレイヤー数:80枚(体、服パーツで分割)くらいですが、メモリ16GBでメモリ不足エラーが出ることはまずありませんし、フィルターをかけても全然進まない、なんてこともありません。クリスタなら16GBが最適解だと思います(多くて困ることはありませんが)。
メモリは後から増設しやすいパーツの一つであるものの、ノートパソコンの場合は注意が必要です。
ノートパソコンの場合、オンボード(チップが直接基板についている)のものもあるため、増設が出来ません。
ステップ3.グラフィックボードの増設ハードルが高いので、外付けグラフィックボード搭載を選んでおこう!
クリスタ用にオススメなグラフィックボード
- GeForce GT 1650
- GeForce GTX 1650Ti おすすめ!
- GeForce GTX 1660 Ti
- GeForce RTX 2060
モバイルノートパソコンの場合、外付けグラフィックボード搭載されているものは少ないですが(あっても高い)、普通のノートパソコンでクリエイター向けのPCにはほぼ搭載されています。
GeForce GT 1650以上のモデルが搭載されていることが多いので、クリスタ用には必要十分な性能ですよ。
グラフィックボードの増設ってできないの?
外付けGPU(eGPU)ボックスを使えば可能!…コスパは悪いけど。
出来る出来ないで言えば出来ます。ThunderBolt 3接続の外付けGPUボックスを購入すれば可能です。
とはいえ、外付けGPUボックス自体も4~5万円程度すること、そもそも単独のグラフィックボード自体の入手性が悪いことから、現状難易度が高いです。
ステップ4.CPUは予算の許す範囲で高いものを選ぶ。【外付けグラフィックボード付きならほぼi5以上】
クリスタ用にオススメなCPU
- Intel Core i5 10300H
- Intel Core i7 10750Hおすすめ!
- Intel Core i7 10870H
- Intel Core i7 10875H
- Intel Core i7 1165G7おすすめ!
- AMD Ryzen 5 4600H
- AMD Ryzen 7 4800H
予算の範囲でCPUのスペックを可能な限り高くしておきましょう。というところですが、ステップ3でグラフィックボード付きを選択したなら、CPUのスペックはi5以上のものになっているでしょう。
クリエイター向け&据え置き型の普通のノートパソコンを選んだのであれば、積極的にCPUは選ばなくても大丈夫ですよ。
予算別!クリスタ向けにオススメなノートパソコン紹介
それでは実際に、おすすめ構成に見合うノートパソコンを予算別に紹介していきます。manya@home一押しのショップはマウスコンピューターのクリエイターPC”DAIV”シリーズのノートパソコンです。
おすすめポイント1 リーズナブルな価格
”DAIV”シリーズのノートパソコンは価格性能比が良好なモデルが据え置き型のノートパソコンがラインナップ。画面サイズは15.6型と17.3型でメインマシンとして使いやすいサイズです。
価格帯も15万円台~20万円台とクリエイター向けのノートパソコンとしてはリーズナブルな価格帯。それでいて全モデルのメモリは16GB以上、グラフィックボード搭載でBTOカスタマイズしなくても満足できる性能で余計な追加出費が掛からないところもオススメですよ。
おすすめポイント2 CLIP STUDIO PAINT DEBUTが付属!
DAIVシリーズのパソコン全てに 「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」が付属しています。
本格的にイラストを描いていくなら、PRO版の購入を検討されているかもしれませんが、DEBUTがあるとPROが優待価格で「買い切り」購入が可能です!
通常5,000円⇒4,500円(税込)でPRO版にアップグレード、しかも買い切り型なので追加費用は以降発生無し!
おすすめポイント3 sRGB比換算約102%のディスプレイでウェブ向け対応のディスプレイ
DAIVシリーズはクリエイター向けだけあって、モニターにもこだわりがあります。
NTSC比 約72%(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)の広い色域のパネルを使っており、色再現性が高いところが特徴。この色域なら、ウェブでイラストを描くなら十分な色表現ができますね。
※印刷用の色域としては不十分なので、印刷物を業務として使う場合には別途モニターを用意することをオススメします。
10万円台のオススメは3機種
クリスタ向けノートパソコン 10万円台 オススメ機種
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]CPU&グラボの世代交代、Windowsも11に!
マウスコンピューター DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]
- 価格:186,780円(税込)~
- パネル:15.6型 フルHDノングレア
- CPU:インテル® Core™ i7-11800H プロセッサー
- メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
- ストレージ:512GB (NVMe対応)
- グラフィックボード:GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU
- その他:カードリーダー
- 本体重量:約1.73kg
- 動作時間:9.0時間
Windows11になり、CPUも11世代、グラフィックボードもGeForce RTX™ 3050にアップグレードされた新しいDAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]。隙の無い構成でお絵描き系はなんでもこなせるレベルのノートです。
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]よいところ
高性能なi7-11800H CPU搭載
1世代前の10世代i7-10750Hよりもベンチマーク上で3割近いスペックアップしたIntelのCPU。コスパも良く、10万円台のノートパソコンの狙い目CPUです。
性能アップのエントリークラスグラフィックボード GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU搭載
ノート向けのエントリークラスグラフィックボードを搭載。先代のGTX 1650 Mobileより大幅に性能アップしています。上位モデルの1650 Ti Mobileよりもスペックは上。さすがに1660Tiには届きませんが。
1650 < 1650Ti <3050 < 3050Ti <1660Ti
クリスタには丁度よさそうなグラボです。
豊富なポート類
端子類も豊富なところもうれしいところ。Wacomの液タブを繋ぐのに必要なHDMI端子も標準装備。USB-Cもあるので、デュアルモニタ構成も簡単に実現できます。
microSDリーダーもついているので、スマホとのデータ連携もやりやすいですね。USB端子もType-C×1、3.1(Type-A)×1、3.0(Type-A)×2と合計4ポートあるので、液タブや板タブを繋いでもマウスや外付けキーボードなどを繋ぐ余裕があります。
DAIV 5D-R7きになるところ
電池駆動は1.5時間
デスクトップPCにグラフィックボード搭載とハイエンドな構成のため、電池持ちが非常に悪いところが特徴。ACアダプタは常時接続スタイルで使う方向けです。
電源を入れたままちょっと場所を移動できる、停電時も安全にシャットダウン出来る。そのくらいのバッテリーだと思いましょう。
Fnキーありのキーボード配置&特殊なテンキー配置
キー配置がやや特殊な構成です。絵描き向けだと最重要な左下のキー配置は、”Ctrl”キーの横に”Fn”キーがあるオーソドックスなノートパソコンの配置です。Fnキーが苦手な人には向かない配置ですね。
テンキーも無理やり感があり、数字はともかく、四則演算キーの配置は使いにくい。テンキーを多用する方には向かないでしょう。
キーボードがどうしても使いにくいのであれば、Bluetoothキーボード、左手デバイスを活用することでフォローできますよ。
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]をマウスコンピューターで探す
マウスコンピューター DAIV 5P-H
- 価格:税込186,780円
- パネル:15.6型 フルHDノングレア
- CPU:インテル Core i7-10750H プロセッサー
- メモリ:32GB (32GB×1 / シングルチャネル)
- ストレージ:1TB (NVMe対応)
- グラフィックボード:GeForce® GTX 1650 Ti
- その他:カードリーダー
- 本体重量:約1.53kg
- 動作時間:18.5時間
できればモバイルもしたい。そんな人にはDAIV 5P-H。15型画面サイズでグラフィックボード搭載、それなのに重量1.53kgとモバイルも対応できる軽さが魅力の15型の薄型ノートパソコンです。
DAIV 5P-Hよいところ
バランスの取れたCPU、メモリ、グラフィックボード構成がアップデートで死角無し
通常モデルDAIV 5Pに比べ、メモリが16→32GBへ、ストレージが512GB→1TBへとそれぞれ倍増しているDAIV 5P-H。
もともとのDAIV 5Pでもバランスが良いCPU、メモリ、グラフィックボードの構成でしたが、DAIV 5P-Hはカスタマイズできるメモリとストレージどちらもアップグレード済み。後から「やっぱりカスタマイズしておけば良かった」と不満がでることはありません。
モバイルノート並みの軽量級&ロングバッテリーのノートパソコン
高性能な構成なのに重量1.53kgとモバイルノート並みに軽い重量。15.6型の画面サイズのため、サイズ感じは一回り大きいものの、十分持ち運びに耐えられる大きさですね。
それでいてバッテリーは18.5時間のロングライフ。電源が無くても一日作業が出来るので出張用のパソコンにも最適です。
HDMIポートもある豊富なポート類
モバイルノート並みに薄くて軽いDAIV 5P-Hですが、ポート類はしっかり装備。最重要なWacomの液タブを繋ぐのに必要なHDMI端子もあります。Mini DisplayPort、USB-Cもあるので、デュアルモニタ構成も簡単に実現できます。
DAIV 5P-Hきになるところ
あまりデメリットが無い良バランスの機種。あえて挙げるとしたらキーボードくらいでしょうか。
エンター右側のキーボード配置がやや使いにくい
絵描き向けだと最重要な左下のキー配置は、”Ctrl”キーの横に”Fn”キーがあるオーソドックスなノートパソコンの配置です。Fnキーが苦手な人には向かない配置ですね。
それ以外ではエンターキー右側に縦配置で「PG UP」、「PG DN」等が配置されており、これは慣れるまでは使いにくい配置です。
DAIV 5P-Hまとめ
- エンター右側のキーボード配置がやや使いにくい
- バランスの取れたCPU、メモリ、グラフィックボード構成がアップデートで死角無し
- モバイルノート並みの軽量級&ロングバッテリーのノートパソコン
- HDMIポートもある豊富なポート類
i7にGTX1650Ti、32GBメモリに1TBのストレージ。クリエイター向けパソコンとしてバランスの取れたノートパソコンです。
その上、モバイル出来る重量&ロングライフバッテリーと、もう詰め込みすぎ!と言える魅力的な一台です。
マウスコンピューター DAIV 4N
- 価格:159,280円(税込)
- パネル:14型 フルHDノングレア
- CPU:インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
- メモリ:16GB (8GB×2 / シングルチャネル)
- ストレージ:512GB (NVMe対応)
- グラフィックボード:GeForce® GTX 1650 Ti
- その他:カードリーダー
- 本体重量:約1.43kg
- 動作時間:11.0時間
モバイル性能が必須なら一回り画面の小さな14型の新型クエイターノートパソコンが使いやすいですよ。最新CPU搭載で小さくてもクリスタをこなせるハイスペックが魅力のDAIV 4Nです。
DAIV 4Nよいところ
11世代のIntel CPUでクリエイティブ性能アップ!
2020年モデル( Core™ i7-10510U)に比べ、クリエイティブタスク作業のスピードが大幅アップした11世代Intel CPU。2020年モデルとの比較ではCPUパワーを使うLightroom RAW現像時間が36%も改善!
Intel系のCPUはAdobeソフトとの相性が良い場合も多いので、クリスタに加えてLightroomやPhotoshop、illustratorを使うならオススメのCPUです。
HDMIポート&Thunderbolt4もある豊富なポート類
14型で小さい&薄い&軽いの3拍子揃ったDAIV 4Nですが、ポート類はしっかり装備。最重要なWacomの液タブを繋ぐのに必要なHDMI端子もあります。
また、11世代Intelで対応した最新規格のThunderbolt4も搭載。将来的に「キャリブレーション対応の広色域ディスプレイが欲しい・・・」なんてプロな使い方にも対応可能ですよ。
DAIV 4Nきになるところ
Fnキーありのキーボード配置
アイソレーションタイプのキーになっており、押し間違いがしにくいキーボードですが、FnキーとPageUP/DOWNのキー配置が気になるところ。
他のマウスコンピューターのノートパソコンキーボード同様にFnキーありのキーボード。Altキーを使ったショートカットをよく使う人は注意が必要です。
テンキーレスのノートパソコンに多い十字キー配置ですが、気になるのは←、→キーの真上が「PgUP Home」「PgDN End」キーであるため、タイプミスが気になる配置です。
20万円台のオススメはGIGABYTEのクリエイターPC!
GIGABYTE AERO 15
- 価格:税込237,300円→209,980円(Amazon特価)夏先取りセール中! ~2021/06/09 10:59
- パネル:15.6型 フルHDノングレア
- CPU:インテル Core i7-10870H プロセッサー
- メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
- ストレージ:512GB (NVMe対応)
- グラフィックボード:GeForce RTX 3070
- その他:カードリーダー
- 本体重量:約~2kg
- 動作時間:8時間
GIGABYTEのAEROシリーズは X-Rite™ Pantone®色校正認証されたパネルが特徴。IPSパネル搭載のこのモデルでは72% NTSCの色域を校正された状態で出荷されます。
スペックも申し分なしですね。laptop版のGeForce RTX 3070を搭載しており、グラフィック機能もハイスペック!値段なりのことはありますよ。
まとめ
スマホやタブレット版クリスタだと手軽にイラストが描けるのでちょっとしたときに絵を描くときは便利です。
ですが、本腰入れて絵を描くときはやっぱりパソコン&液タブを使うと重たい処理も効率良く使えますよ。クリエイター向けのスペックのノートパソコンを導入して、快適なお絵描きライフを手に入れましょう!
クリスタ向けノートパソコン オススメ機種一覧
DAIV 5P (16GB / 512GB) [ Windows 11 ]CPU&グラボの世代交代、Windowsも11に!
DAIV 4N11世代の新CPUでThunderbolt4対応!
GIGABYTE AERO 15色校正済パネルで最高の制作環境!