BluetoothスピーカーでスマホやiPadを良い音で聴きたい。
普段は家で使うことが多いのでサイズはちょっと大きくてもオシャレで使いやすいスピーカーが良い。
手軽に良い音が聴けるBluetoothスピーカーはどれ？
色々なメーカーからBluetoothスピーカーが出ていますが、餅は餅屋。やっぱり音響メーカーのスピーカーが安心ですよね。
そんな安心のJBLからBluetoothスピーカーの新型が発売されました。種類の多いボトルサイズスピーカーより一回り大きいサイズ感が特徴の「CHARGE5」をレビューします。
bluetoothスピーカーとは。
Bluetoothスピーカーはワイヤレススピーカーの一種です。煩わしいケーブル接続が無いので手軽さがメリットですね。
コンセントが無い場所でも良い音が聴ける
アウトドア用としてはもちろんのこと、インドア用としても使い勝手が良く料理中やお風呂でも音楽が楽しめます。
JBL（ジェービーエル） CHARGE5 レビュー
JBL「CHARGE5」は2021年5月に発売、毎年ブラッシュアップされているので楽しみです。
500mlペットボトルサイズより一回り大きなサイズです。約2本分の重量（960g）なので、手で持つとそこそこの重量感になります。音質が期待できますね！
持ち運び性を重視したい場合は一回り小さな「FLIP5」が良いですよ。
合わせて読みたい1万円以下で満足を買える！JBL のBluetoothスピーカー「FLIP5」レビュー。
JBL（ジェービーエル） CHARGE5 開梱
化粧箱とその内容です。フタを開けるとアクセサリーの箱と不織布にくるまれた本体があります。
- 化粧箱
- アクセサリー箱と本体
付属品は充電用USB-Cケーブルと取扱説明書や保証書といったペーパー類のみのシンプルな構成。USBケーブルは内側のプラスチック部分がJBLカラーであるオレンジになっています。おしゃれ！
- 内容一覧
- USB-Cケーブル
JBL（ジェービーエル） CHARGE5 本体
CHARGE5のカラーは全部で6種類（ブラック、グレー、スクワッド、ブルー、レッド）。manya@homeではブラックを購入しました。
- 正面
- 背面
今年はロゴデザインが特徴的。大きなJBLの文字は正面からだと目立たないボディとロゴのカラートーンを合わせた「TONE on TONE（トーンオントーン）」になっていますが、斜めからみると側面にJBLカラーのオレンジが見える「JBLボールドデザイン」になっています。
斜めから見るとカッコいい！
操作ボタンは天板部分に集約されています。ボタンのアイコンを見れば直感的に操作の仕方が分かりますね。
中央には電源、Bluetoothボタンは使用中に点灯。その左右には再生ボタン、音量ボタン、PartyBoostボタン（複数のスピーカーを接続するボタン）があります。
背面のUSB-Cポートは防水仕様で普段の充電はカバーの開閉も不要です。USB-Cポートの横のフリップカバーは給電用のUSB-Aポート。CHARGE5をモバイルバッテリー代わりに使う時にはこちらを使います。
防水仕様のUSB-Cポートと給電用のUSB-Aポート
先代のCHARGE4と異なりAUX入力は無くなりました。
円筒状のデザインですが、底面にはグリップの効いた足があるため、使用中に転がってしまうことはありません。ゴム足の上にある縦線部は電池残量のインジケーターでLEDの長さで電池残量が分かります。
テーブルにおけるサイズながらしっかりした低音を出すため、パッシブラジエーターが搭載されています。左右の「！」マーク部分がパッシブラジエーターで、音楽をかけている時には動いているのが分かりますよ。
- パッシブラジエーター右
- パッシブラジエーター左
パッシブラジエーターはスピーカーの排圧で稼働する部分のため、ふちが盛り上がって直接触らない構造になっています。また、フチが3方の足がある形状で、縦置きも対応しています。
JBL（ジェービーエル） CHARGE5 接続の仕方
JBL CHARGE5はスマホやパソコンでペアリングするだけで簡単に使えます。
スマホの場合は、bluetooth設定画面を開いて、JBL Charge5をタップ。ペア設定すれば完了です。連絡先や通話履歴は許可不要です。
JBL（ジェービーエル） CHARGE5の特徴
防水・防塵性能はIP67！キッチンでもお風呂でも活躍します。
出典：ｅイヤホン楽天市場店
最近のポータブルスピーカーはキャンプやスピーカーなどの持ち運びを想定して防水仕様になっていますが
高い防水・防塵性能のあるCHARGE5。アウトドアでの使用はもちろん、インドアでも活躍の場が広がります。キッチンやお風呂など、水回りでも安心してBluetoothスピーカーが使えますね。
モバイルバッテリー機能でスマホを充電しながら再生できる。
7500mAhのバッテリー機能
JBL CHARGE5はモバイルバッテリー機能を搭載。で連続再生20時間をほこる7500mAhのバッテリーサイズなので、モバイルバッテリーがわりにスマホを充電しながら音楽再生もできます。
コンセントが近くにないキッチン周りやリビングのセンターテーブルなどでもCHARGE5があれば音楽を流しながら充電できますよ。
充電時間は4時間。連続使用時間は20時間。充電しながら再生可能。
充電時間は約4時間充電(5V/3A時)。充電しながら再生することもできます。
連続使用時間は20時間もあるので、前回充電したのいつだっけ？となるレベル。1泊程度のキャンプくらいなら電池残量を気にしなくても使えるレベルですね。
スピーカーはモノラルの2ウェイ・スピーカー。割切り仕様だからこその低音は本物！
先代のCHAGE4からスピーカーはモノラル仕様に変更されました。潔く割切りモノラル化することでスピーカーユニットを大型化できました。加えて、CHARGE5は2ウェイ・スピーカーに変更されています。
| 項目 | CHARGE5 | CHARGE4 |
| スピーカーユニット | 52×70mm径ウーファー×1、 20mm径ツイーター×1 | 50 × 90mm 径 |
| 最大出力 | 30W | 30W |
| 周波数特性 | 60Hz ～ 20kHz | 60Hz ～ 20kHz |
ツィーターで高音をしっかり届けてくれるので、曲のキラキラ感がしっかり再現できています。反面、2ウェイ構成になることはウーファー面積は2割ほど小さくなっているので低音が心配でしたが、左右のパッシブラジエーターのエッジと重量を増幅して低音の量感も確保していますよ。
JBL（ジェービーエル） CHARGE5仕様詳細
連続再生時間：最大20時間再生
防水・防塵機能：IP67
充電時間：約4時間（5V/3A）
サイズ(H x W x D)：96.5 x 223 x 94（mm）
重量：約960g
Bluetooth：バージョン 5.1
対応プロファイル：A2DP 1.3, AVRCP 1.6
周波数特性：60Hz – 20kHz
スピーカー構成：52×70mm径ウーファー×1、20mm径ツイーター×1、パッシブラジエーター×2
アンプ出力：30W
オーディオ入力：Bluetoothのみ
付属品：充電用USB Type-Cケーブル（1.2m）
価格：オープン価格 ※JBLオンラインストア販売価格16,280円（税込）
CHARGE5使用感。気になったこと。
使ってみないと分からない、使い勝手に関して質問されるようなことをまとめてみました。
よりJBLらしい音に進化！低音の迫力アップ＆明瞭感アップでボーカル曲がより鮮明に際立つ。
今作から2ウェイ・スピーカーになったCHARGE5。音の傾向が変わったかが気になってましたが、聴き比べると結構違いを感じられます。
CHARGE5(左)とCHARGE4(右)
CHARGE4と比較したCHARGE5の音の特徴
- 低音の迫力アップ。ニアフィールドで聴くと顕著
- 全体的に音の明瞭度がアップ
机の上で40cmほどの距離で聴くと、明らかに低音の迫力がアップしています。パッシブラジエーターの質量アップが良い働きをしていますね。
また、全体的に音の透明感が上がりました。CHAGE4も良い音でしたが、更に一枚ベールを外した感じで聴こえます。
まさにJBLサウンドらしい仕上がりですね！
また、カバーがあるので見えませんが、CHARGE5はユニットが斜め上向きについています（音を鳴らしながら手で持ってグルグル回してみるとよく分かります）。
机に置いてもスピーカーユニットが顔に向くので、高音もきれいに耳に届きます。このことも、明瞭感アップにつながっているんですね。
聴くジャンルは何でもこなせますよ。中域が綺麗なのでボーカル曲は得意分野ですよ。
モノラルってどうなの？⇒CHARGE4からモノラルですが不満無し。
モノラルスピーカーでサイズを使いきっているところがポイント！
CHARGE4でもそうでしたが、CHARGE5のモノラルスピーカーって音ってどうなの？と気になりませんか？
私の場合は、FLIP5、CHARGE4とモノラルスピーカーを複数台聴き続けていますが、このサイズのBluetoothスピーカーはモノラルで正解だと思います。
というのも、そもそも本体サイズがペットボトルと比べるようなサイズ感。このサイズでステレオユニットを付けても音の定位なんてあったもんじゃない。ポータブルサイズのBluetoothスピーカーでステレオのメリットはまったく感じられません。
CHARGE5はPartyBoost機能で2台接続するとステレオ再生が出来るので、ステレオにしたければ2台購入しちゃいましょう。
モバイルサイズのBluetoothスピーカーにはモノラルスピーカー。これが正解です。
縦置きは出来る？
従来通り可能ですが、CHARGE5は上が詰まった形の形状のため、縦置きすると正直カッコ悪い…
できれば横置きしましょう。縦置きしたいなら綺麗な円筒状のFLIP5の方がオススメです。
合わせて読みたい1万円以下で満足を買える！JBL のBluetoothスピーカー「FLIP5」レビュー。
ドリンクホルダーに差せる？
流石に大きいので無理。ビールの大ジョッキを刺せるドリンクホルダーなら可能だと思います。
車で使うならFLIP5の方が使い勝手が良いですね。
CHARGE5側で音楽の操作はできる？
本体天面のボタンで可能です。
再生は再生中に押すことで一時停止。ダブルクリックでスキップもできるので標準的なBluetoothスピーカーの操作が可能です。
起動音がうるさい？消せる？
FLIP、CHARGEシリーズ共通して操作音は設定で無音にすることができます。
設定は「JBL Connect」アプリで行います。
- 「JBL Connect」を開く
- 「JBL CHARGE5」を開いて右上の設定ボタン（歯車マーク）をタップ。
- 設定画面の「オーディオ・フィードバック・サウンド」をOFFにする（左側にする）
起動音オフ方法（FLIP、CHARGE共通）
オートパワーオフはあるの？
30分でオートパワーオフします。
30 分以上音声入力がなく、操作も行われない状態が続くと、自動的に電源がオフになります。
取り扱い説明書は？
公式ページのマニュアルダウンロードから落とせます。
再生機側（スマホ、タブレットなど）の複数台接続はできる？
一度接続したBluetooth機器の情報を記録しているため、再生機側は複数台同時にペアリングが出来ます。最後に再生ボタンを押した再生側の音楽に自動で切り替わります。
本機が一台あれば、スマホとタブレットなど、シチュエーションによって使い分けることが可能です。
対応コーデックは？動画を見るときの遅延はどう？
対応コーデックは標準のSBCのみ。ここは正直アップデートを期待していたんですが残念です。
SBCの場合、220ms±50msの遅延が発生します。アクション映画やゲームなどにはあまりオススメできません。
外部入力はある？
CHARGE5は外部入力がありません。
CHARGE4まではあったんですが、今作では削減されました。ツイーター増えたしね…コスト削減かな…
Bluetoothスピーカーに外部入力を使うことはそんなに無いと思いますが、外部入力必須ならCHARGE4にしましょう。
関連記事JBL のBluetoothスピーカー「CHARGE4」レビュー
まとめ
実売で約1万5千円ほどのJBL CHARGE5。2ウェイ・スピーカーを引っ提げ、低音増強と透明感の増したJBLサウンドで楽しく音楽を聴けます。
落ち着いた佇まいながらロゴのエッジ部のオレンジが映えるデザインで机に置いてもさりげなく主張してくるオシャレなデザインでテンションも上がります。
アウトドアで使うだけだと勿体ない、インドア使いにも向いているJBLのBluetoothスピーカーですよ！
Bluetoothスピーカーはオーディオブックを聴くときもオススメです
