キッチンで料理をするとき、音楽やラジオを聞きたい。スマホだと音が悪いからBluetoothスピーカーが欲しいな。
片手で持ち運べるBluetoothスピーカー、JBL「FLIP5」を購入しました。
IPX7の防水性能もあるアクティブに使えるスピーカーですが、結論は「室内で使うにも丁度良いスピーカー」でした。
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CHARGEシリーズの2021年新作「CHARGE5」が発売。FLIP5と同じくスピーカーユニットの角度がデスクトップ向きになってます!
bluetoothスピーカーとは?ワイヤレススピーカーなの?
Bluetoothスピーカーはワイヤレススピーカーの一種です。つまり無線で接続するので面倒なケーブル結線が不要です。
スマホやパソコンとはbluetoothを使って接続し、音楽を再生します。
ワイヤレススピーカーは他にもWiFiスピーカーやAIスピーカーもありますが、スマホと直接ペアリングするので、簡単操作で使えるところがBluetoothスピーカーの魅力です。
WiFi繋ぐのにDLNAが・・・とか、AIスピーカーを繋ぐのにGoogleやAmazonの設定が・・・などと悩む必要はありません。
更なる使いこなしとして、AIスピーカーのGoogle NestやAmazon EchoとBluetooth接続して外部スピーカーにすることで音質UPさせる使い方もあるので、使いこなしの幅は広いですよ。
JBL(ジェービーエル) FLIP5
音響メーカーのJBLの「FLIP5」は数字にあるように5代目。2019年11月に発売されました。
500mlペットボトルサイズと同じくらいのサイズ、重量で各社積極的に展開している売れ筋サイズです。
その中でも老舗オーディオブランドのJBLはFLIPは2012年発売の1代目から着々と進化してきています。
JBL(ジェービーエル) FLIP5 開梱レビュー
化粧箱とその内容です。
化粧箱の中に、本体を入れている緩衝材と付属品や説明書を入れる紙箱が入っています。
ちょっと厚ぼったいですが、触ってもボロボロになるような発砲スチロールではないので、このままキャリングケースに使えそうなくらい頑丈です。
キャリングケースとして使いたい方のため、箱のサイズ、重量も記載しておきます。
梱包材重量(本体含む):601g(実測値。なお、本体重量は540g)
こちらの黒い緩衝材は生分解性プラスチックを使っており環境配慮もされています。好ましい企業姿勢ですね。
次に付属品一覧。
本体構成もシンプルなので、付属品らしい付属品はUSBケーブルくらいです。他は取説とクイックスタードガイド類。
JBL(ジェービーエル) FLIP5 本体レビュー
カラーは全部で6種類(ブラック、ブルー、レッド、ティール、ホワイト、スクワッド)。このうちティールを購入しました。
正面からは中央にJBLのブランドロゴが見えるだけのシンプルデザイン。背面には4つの操作ボタンがあります。
背面の操作ボタンはカチカチとクリック感があります。机に置いて操作する際、指の力だけで押し込んでも支障なく操作ができる固さでした。
背面の下側中央に電源ボタン、Bluetoothペアリグボタンがあります。USBはType-Cを採用。電源ボタン類とUSBの間にある横棒が電池残量表示のインジケータ。残量によって長さが変わるので一目で分かります。
本体両サイドにはパッシブラジエーターが搭載されています。
パッシブラジエータはスピーカー排圧で稼働する部分。不用意に触らないようにふちが盛り上がっています。神経質になる必要はありませんが、極端に強い力で押さないように気を付けましょう。
JBL(ジェービーエル) FLIP5 接続の仕方
音楽を聴くだけであれば、スマホやパソコンでペアリングするだけで使えます。
スマホのbluetooth設定画面を開いて、JBL FLIP5をタップ。ペア設定すれば完了です。連絡先や通話履歴は許可不要です。
JBL(ジェービーエル) FLIP5の特徴
防水性能はIPX7。キッチンでも安心して使えます。
防水性能IPX7の定義は水深1mの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないこと。
キャンプやプールなど、アウトドア向けの機能と思われがちですが、インドアの水回りで使えるのが大きい。
今回購入した主目的は、なんといってもキッチンでの使用。水ハネを心配せずにキッチン周りで使えますね。
有線接続による外部入力はありません。ハンズフリーもできません。
接続はBluetoothのみ。オーディオジャックによる外部入力も無ければマイクも無し。
ただBluetoothで繋いでスピーカーで音楽を流すだけという単機能の特化型、それがJBL FLIP5です。
その分、悩まずにスマホの音楽を純粋に楽しめます。
USB-Cは防水仕様。余計なフリップカバーがありません。
これが究極の割切り仕様によって新たに得ることが出来たFLIP5の魅力の一つです。
充電したり、外部機器接続するのにフリップカバーを開け閉めするのって面倒ですよね。
FLIP5にはカバーはありません。ボタンを押して音楽を流すだけ。充電する時はスマホのようにケーブルを刺すだけ。
やりたいことがすぐできるストレスフリー仕様が嬉しいです。
充電時間は2.5時間。連続使用時間は最大12時間。充電しながら再生可能。
充電時間は約2.5時間充電(5V/3A時)。5V/3AというのはUSB-Cの規格です。対応する充電器&ケーブルが必要ですが、早くて便利ですよ。
充電しながら再生することもできるので安心です。
連続使用時間は最大12時間。ちょっとした外出なら電池切れの心配なく持ち出せますね。
スピーカーはモノラル。コーデックはSBCのみ。それでも中音域がクッキリ明瞭に。
出典:amazon.co.jp
先代のFLIP4からの大きな変更点がスピーカーユニットの数とサイズです。
項目 | FLIP5 | FLIP4 |
スピーカーユニット | 44 x 80mm×1 | 40mm×2 |
最大出力 | 20W | 8W×2 |
初代FLIPからFLIP4までは一貫して40mmスピーカー×2基を搭載していましたが、FLIP5で大きく方向転換。44 x 80mmの楕円形スピーカーユニット×1基に大型化そしてモノラル化しました。
スピーカーというとステレオのイメージが強いですが、割切ってモノラル化することでボディサイズは同等でも大型化したスピーカーユニットを得ることに。
パッシブラジエータによる低音補強もあり、高音~低音までバランスよく鳴ります。
また、コーデックは明記されていませんが、SBCのみのようです。ここは先代から変わっていませんね。
AACやaptX対応になれば音質向上は見込めるでしょうが、こと小型スピーカーの部類では今回のユニット変更などのハウジングやユニット改善の方が効果が大きいのでしょう。これもコストと品質を見極めた割切りのなせる業でしょう。
最新ワイヤレス機能「JBL PARTY BOOST」搭載?途切れにくいBluetoothとステレオ再生が可能に
要約すると3点。
- Bluetoothが途切れにくくなった
- PARTY BOOSTで同機能を搭載したスピーカー複数台で一斉に音楽再生が出来る
- 同時に接続した2台のJBL FLIP5でステレオ再生できる
PARTY BOOSTは一台のスマホから同じ音楽を複数台のスピーカーで流せる機能。文字通りパーティーで使える機能ですね。「JBL PARTY BOOST」機能を搭載したJBLのスピーカーなら型式違いでも再生できます。
一方ステレオ再生はJBL FLIP5同士に限定されます。左右のバランスが崩れないようにするためと考えれば当たり前ですね。
パーティブーストは本体に物理ボタンがあるんですが、ステレオ設定はスマホアプリから。使用頻度を考えると逆の方が良かった気はします・・・
JBL(ジェービーエル) FLIP5仕様詳細
連続使用時間: 最大約12時間
防水性能: IPX7
充電時間※4: 約2.5時間充電(5V/3A時)
サイズ(H×W×D): 74×181×69(mm)
重量: 約540g
Bluetooth: バージョン 4.2 (Class 2)
対応プロファイル: A2DP、AVRCP
周波数特性: 65Hz – 20kHz
スピーカー構成: 44 x 80mm 楕円形ドライバー×1、パッシブラジエーター×2
アンプ出力: 最大20W
付属品: 充電用USB Type-Cケーブル(1.2m、5V3A対応)
価格: オープンプライス ※JBLオンラインストア販売価格10,868円(税込)
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CHARGEシリーズの2021年新作「CHARGE5」が発売。FLIP5と同じくスピーカーユニットの角度がデスクトップ向きになってます!
FLIP5 使用感。気になったこと。
使ってみないと分からない、使い勝手に関して質問されるようなことをまとめました。
音質は?低音は出る?オススメジャンルは?
明瞭感があり、中高音が綺麗に、高音から低音までバランス良く聴こえます。ニアフィールドでボーカル曲を掛けると顕著ですね。
これで1万円以下で買えるのか・・・と思うとコストパフォーマンスが非常に高いですね。
低音に関しては、まずは注意書き。
根本的に低音はサイズが小さいと不利です。低音の量感を求めるならばサイズの大きいCHARGEや、SONYのXBシリーズのように低音に重点を置いた機種を選択しましょう。
それを踏まえた上で。
44 x 80mmとボディサイズの割に大きなユニット。加えて低音増強用にパッシブラジエーター搭載。その結果、サイズの割に低音がしっかり聴こえます。
十分にパッシブラジエーターが振動する音量を出せば「あ、けっこう低音出てる」と思えるほどです。
ベースやドラムの低音が寂しいなぁ、と思ったら置く場所を少し離して音量を上げてみると低音とのバランスが改善するかもしれません。
とはいえ、「サイズを超える」低音を期待するのはご法度。
ちょっと期待しながらもいじわるテストとして、ベーゼンドルファー インペリアルのピアノ曲聴いてみましたが、超低音は出てないですね。流石に無理でした。
オススメな音楽ジャンルはボーカル曲全般。女性ボーカルはハッとさせられるものがあります。
弦楽器もオススメ。ベースのボリューム感は今一歩ですが雰囲気は良いため心地よく聴けます。
ピアノ曲は全体的に苦手かもしれません。音の分離が厳しいので籠って聴こえます。
結局のところ、モノラルってどうなの?
モノラルスピーカー良いね!FLIP5最大のメリットです!!
FLIP5を購入に際し調べるとモノラルスピーカーであることが心配・・・。そんなことを思いませんでしたか?実は私もそうでした。
競合機種を見回してみてもほとんどがステレオスピーカーなんですが、JBLのみ独自路線のモノラルスピーカー。しかも先代のFLIP4はステレオなのにあえてモノラル化。
マーケティング的には結構な勝負に出たと思いますが、私はBluetoothスピーカーを複数購入して試してみた結論として、モノラル化は大英断だと思います。
他のスピーカーを試して分かりましたが、ペットボトルサイズのスピーカーではステレオ感はほとんど感じられません。
それはそうですよね。2chスピーカーなら左右のスピーカーは数メートル離して置くものですから。幅200mmにも満たないBluetoothスピーカーでステレオ再生は・・・推して知るべしです。
それよりもハウジングをフルに使ってモノラルスピーカーに仕上げる。だからこそJBL FLIP5は低音まで含めてバランスの良い音質になっているんですね。
そんなわけでBluetoothスピーカーでステレオ再生したいなら、2台購入してステレオ接続するのがオススメ。2台を離して配置すればしっかりステレオで聴こえます。最近のBluetoothスピーカーなら大体対応している機能です。
さて、そうやって2台接続するのであれば、モノラルスピーカーが正解だと思いませんか?それがJBL FLIP5。これが回答です。
縦置きは出来る?
可能ですが、横置きがオススメです(ニアフィールドの場合)。
理由は音の定位。44×80mmの楕円形のスピーカーユニットが影響しているのでしょう。
横置きの方がリスニングポイントがそこそこ広く、机に置いて頭を左右に振っても極端な音圧の変化は感じません。縦置きだと結構気になりました。
縦置きしても下側にしたパッシブラジエータが密閉されないように工夫はされているので、2台購入して2chスピーカーのようにしっかり配置できればその限りではないかもしれませんけどね。
気軽に使えるというBluetoothスピーカーのコンセプトからいっても、机にポンッと手軽において使うならリスニングポイントに余裕のある横置きがオススメです。
ドリンクホルダーに差せる?
よっぽどタイトなドリンクホルダーじゃ無ければ差せます。営業車で好きな音楽を掛けたい時に良いですね。
FLIP5側で音楽の操作はできる?
音楽の制御に使えるボタンは3つ。
矢印マークの再生ボタンのシングルクリックで再生・一時停止。ダブルクリックすると早送りが出来ます。
+、-ボタンで音量も操作できるので最低限操作が出来ますね。
起動音がうるさい?消せる?
操作音(起動音や停止音)が気になる人もいるようです。
爆音というほどではなく、それほど気になる音量ではないですが、深夜枕元で使っていたりすると気になるかもしれませんね。
これらの操作音は設定で無音にすることができます。設定は「JBL Connect」アプリで行います。
- 「JBL Connect」を開く
- 「JBL FLIP5」を開いて右上の設定ボタン(歯車マーク)をタップ。
- 設定画面の「オーディオ・フィードバック・サウンド」をOFFにする(左側にする)
これで静かに起動できますね。
オートパワーオフはあるの?
30 分以上音声入力がなく、操作も行われない状態が続くと、自動的に電源がオフになります。
オートパワーオフが働くまで結構長いですが、気長に待てば忘れたころに切れてます。
電池持ちにも余裕があるので、ちょっと止めてる間に勝手に電源オフしてる、なんてことが起きないこのくらいの設定が適正かもしれませんね。
取り扱い説明書は?
公式ページのマニュアルダウンロードから落とせます。
再生機側(スマホ、タブレットなど)の複数台接続はできる?
再生機側は2台まで同時にペアリングが出来ます。最後に再生ボタンを押した再生側の音楽が流れます。
本機が一台あれば、夫婦やカップルでシェアして使うこともできますね。
動画を見るときに遅延は?
コーデックによるところが大きいですが、対応コーデックは標準のSBC。220ms±50msの遅延が発生します。
個人的には・・・
- 音楽のPV⇒許容範囲内
- 映画(特にアクション)⇒TV&有線シアターバーで見ます
まとめ
アンダー1万円という価格で手軽に音楽を楽しめる。JBL FLIP5。価格以上の満足感がありました。当初の目的であるキッチンで良い音を聴くに関しては文句なしのスペックです。
手軽にこれだけの音楽環境を構築できるので、スマホで音楽を聴いている世代へのプレゼントにも良いかもしれませんね。
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Amazonでポイントをお得にゲットする方法!【チャージタイプ】
アマゾンのクレカならポイントが溜まるけど別のカードを使ってるんだよね・・・
私は現金派なのよね・・・
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