家で使うことが多いのでサイズはちょっと大きくても良い。手軽に良い音が聴けるBluetoothスピーカーが欲しいなぁ
Bluetoothスピーカーというと500mlペットボトルサイズや更に小さいものの種類が豊富です。
持ち運ぶのには便利なサイズですが、おうち時間で使うのがメインならこんな条件で探すことありませんか?
- お家用がメインなのでちょっと大きくてもOK。音が良い方が良い
- 普段はリビングやキッチンの定位置に設置。時々持ち運びたい
- デザインも重要。リビングでもOKなオシャレデザインが良い
そんな要望にピッタリなBluetoothスピーカー、JBL「CHARGE4」をレビューします。
このサイズ感がリビング用のスピーカーにピッタリ!
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CHARGEシリーズの2021年新作「CHARGE5」が発売。2ウェイ・スピーカーユニットで明瞭感更にアップ!
bluetoothスピーカーとは?ワイヤレススピーカーなの?
Bluetoothスピーカーはワイヤレススピーカーの一種です。つまり無線で接続するので面倒なケーブル結線が不要です。
ケーブルレスで音楽が再生できるので、電源が取れないところでも音楽を楽しめるようになりますよ。
中でもアクティブに使えるように防水仕様になっている機種の場合、アウトドアはもちろん、インドアでも活躍の場が広がります。
JBL(ジェービーエル) CHARGE4
音響メーカーのJBLの「CHARGE4」は数字にあるように4代目。2019年9月に発売されました。
500mlペットボトルサイズより一回り大きなサイズです。
その中でも老舗オーディオブランドのJBLのCHARGEは2013年発売の1代目から着々と進化してきています。
JBL(ジェービーエル) CHARGE4 開梱レビュー
化粧箱とその内容です。
化粧箱の中には、本体と付属品が入った紙箱が入っています。
付属品は充電用のUSB-Cケーブルと取扱説明書や保証書といった紙類のみ。カンタンに使えるBluetoothスピーカーらしく付属品もシンプルですね。
USB-Cケーブルは中がJBLのオレンジカラーの特別仕様。ケーブル自体は普通の黒なんですが、コダワリの仕様ですね。
JBL(ジェービーエル) CHARGE4 本体レビュー
カラーは全部で6種類(ブラック、ブルー、レッド、ティール、ホワイト、スクワッド)。このうちティールを購入しました。
正面からは中央にJBLのブランドロゴが見えるだけのシンプルデザイン。操作系は天面に集約されています。
背面には防水仕様のBluetoothスピーカーの採用率が高いフリップカバーがあり、充電/給電端子やAUX入力が格納されています。
天面の操作ボタンがまとまっているので使いやすいですね。
中央には電源ボタンとBluetoothボタンがあります。この2ボタンは使用中は点灯します。
その左右には再生ボタンや音量ボタン、CONNECT+(複数のスピーカーを接続するボタン)があります。
底面中央には足があるため、円筒状のデザインですが安定して設置できます。
脚の上にある5点のLEDで残電池残量を把握することが出来ます。
フリップカバーを開けると端子類が見えます。
背面端子は充電用USB-C、AUX入力、給電用USB-A端子の3種類。USBは充電専用なので、接続してもUSB経由でオーディオ再生したりはできません。
弟分にあたるJBL「FLIP5」は防水仕様のUSB-C端子のみ搭載することでフリップカバーレスになっていますが、AUX入力や給電端子も備えているのでCHARGE4はフリップカバーを採用しています。ここは一長一短ですね。
本体左右にはパッシブラジエーターを搭載。
パッシブラジエータはスピーカー排圧で稼働する部分。低音を増強してくれるので豊かな低音が再生できますね。
不用意に触らないようにふちが盛り上がっています。フチが3方の足がある形状で、縦置きしても密閉されない工夫がされています。
パッシブラジエーターは稼働する部分になります。他の箇所に比べるとどうしても強度が落ちるので、強い力で直接押すことが無いようにしましょう。
JBL(ジェービーエル) FLIP5 接続の仕方
JBL CHARGE4はスマホやパソコンでペアリングするだけで簡単に使えます。
スマホの場合は、bluetooth設定画面を開いて、JBL FLIP5をタップ。ペア設定すれば完了です。連絡先や通話履歴は許可不要です。
JBL(ジェービーエル) CHARGE4の特徴
防水性能はIPX7。キッチンでもお風呂でも。
最近のポータブルスピーカーはキャンプやスピーカーなどの持ち運びを想定して防水仕様になっていますが、インドアでも防水仕様だと活躍の場が広がります。
AVコンポなどと違い、どこでも音楽が聴けるようになるので、キッチンやお風呂なども音楽を聴く場に変えられるところがBluetoothスピーカーの良いところ。
IPX7はインドアでこそ役に立つ!?機能ですね。
モバイルバッテリー機能でスマホを充電しながら再生できる。
JBL CHARGE4はモバイルバッテリー機能を搭載しています。
7500mAhある余裕のバッテリーサイズで20時間再生できますが、モバイルバッテリーとしてスマホを充電しながら音楽再生もできます。
スマホをいじりながらだと先にスマホの電池残量が心もとなくなることもありますが、CHARGE4ならそんな時も安心ですね。
アウトドアでしか使わない機能でしょ?と思いきや、インドアでも結構便利。
机やリビングのセンターテーブルなど、コンセントが近くにないところでもCHARGE4があれば音楽を流しながら充電できますよ。
充電時間は4時間。連続使用時間は20時間。充電しながら再生可能。
充電時間は約4時間充電(5V/2.3A時)。USB-Cを備える最近のスマホ付属の充電器なら問題なく出力できる電圧・電流ですね。もちろん、従来の規格のUSBでも充電速度が遅くなるだけで充電は問題無くできますよ。
ちなみに充電しながら再生することもできます。
連続使用時間は20時間。家で使うと前回充電したのいつだっけ?レベルの持ちっぷり。
1泊程度のキャンプでも電池残量を気にしなくても良いレベルですね。
スピーカーはモノラル。コーデックはSBCのみ。割切り仕様だからこその低音は本物!
出典:amazon.co.jp(参考:FLIP5の仕様)
2019年に発売されたCHAGE4、FLIP5はどちらもスピーカーはモノラル仕様に変更されました。
先代まではステレオでしたが、潔く割切りモノラル化することでスピーカーユニットを大型化できました。
項目 | CHARGE4 | CHARGE3 |
スピーカーユニット | 50 × 90mm 径フルレンジドライバー× 1 | 50mm 径フルレンジドライバー× 2 |
最大出力 | 30W | 10W×2 |
周波数特性 | 60Hz ~ 20kHz | 65Hz ~ 20kHz |
この恩恵が数値からも分かるのは周波数特性。低音の再生領域がCHARGE3の65Hzから60Hzに拡張されています。
低音域はスピーカーユニットサイズが反映されやすいので、効果が一目瞭然です。
JBL(ジェービーエル) FLIP5仕様詳細
連続使用時間: 最大約20時間
防水性能: IPX7
充電時間: 約4時間充電(5V/2.3A時)
サイズ(H×W×D): 93 x 220 x 95mm
重量: 約965g
Bluetooth: バージョン 4.2 (Class 2)
対応プロファイル: A2DP、AVRCP
周波数特性: 60Hz – 20kHz
スピーカー構成: 50 x 90mm 楕円形ドライバー×1、パッシブラジエーター×2
アンプ出力: 最大30W
付属品: 充電用USB Type-Cケーブル(1.2m、5V3A対応)
価格: オープンプライス ※JBLオンラインストア販売価格14,080円(税込)
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CHARGEシリーズの2021年新作「CHARGE5」が発売。2ウェイ・スピーカーユニットで明瞭感更にアップ!
CHARGE4使用感。気になったこと。
使ってみないと分からない、使い勝手に関して質問されるようなことをまとめました。
バランスの取れた音質。大きめサイズ=低音偏重では無いのが好印象。
Bluetoothスピーカーとしては少し大きめの500mlペットボトルより一回り大きいサイズ。FLIP5を普段使いしているので、それよりも大きいサイズからの低音ドーン!を予想していましたが、良い意味で裏切られました。
締まった低音がベースを支えてくれますが、むしろ中高域が前に出ていて明瞭感がある。高音から低音までバランス良く聴こえます。
聴くジャンルは何でもこなせますね。ポップスもクラシックも。中高域が綺麗でその上低音もしっかりなのでバンド曲が映えます。FLIP5はピアノ曲がいまいちかな、と思ってますがCHARGE4はそこもカバー。サイズの違いが結構効いてきます。
モノラルってどうなの?⇒正常な進化です。
モノラルスピーカー良いね!CHARGE4最大のメリットです!!
CHARGE4を購入に際し調べるとモノラルスピーカーであることが心配・・・。そんなことを思いませんでしたか?実は私もそうでした。
私の場合は、先に購入したFLIP5の音を聴いて確信したのでCHAGE4は悩みませんでしたが、このサイズのBluetoothスピーカーはモノラルで正解だと思います。
ステレオ再生が出来るBluetoothスピーカーも使っていますが、ポータブルサイズのBluetoothスピーカーでステレオのメリットはまったく感じられません。
幅200mmにも満たないBluetoothスピーカーにステレオユニットを詰め込んでもステレオ感はありませんよ。
それであれば割切って単独ならモノラル。左右の立体感が欲しいなら2台購入する方がよっぽど理にかなってます。最近のBluetoothスピーカーなら大体対応している(もちろんCHARGE4も)機能です。
だからこそのモノラルスピーカー。これ正解です。
縦置きは出来る?
可能ですが、オススメは横置きです。
理由は音の定位。50 x 90mmの楕円形スピーカーユニットのため、左右の音場に比べて上下の音場は狭いです。
そのため、縦置きにすると音の定位がちょっとシビアになります。
耳の高さに合わせて横置き設置。これが手軽に良い音を出せるコツです。
ドリンクホルダーに差せる?
FLIP5はできますが、CHARGE4は結構無理があります。一般的なドリンクホルダーだと入らないでしょう。
車で使うならFLIP5の方が使い勝手が良いですね。
CHARGE4側で音楽の操作はできる?
本体天面のボタンで可能です。
再生は再生中に押すことで一時停止。ダブルクリックでスキップもできるので標準的なBluetoothスピーカーの操作が可能です。
起動音がうるさい?消せる?
操作音は設定で無音にすることができます。
操作音(起動音や停止音)はあると電源ONOFFが音で分かるので便利ですが、静かに切りたい時もありますよね。
CHARGE4は低音が効くので遅い時間に使っていると電源OFFに躊躇うかもしれません。
設定は「JBL Connect」アプリで行います。
- 「JBL Connect」を開く
- 「JBL CHARGE4」を開いて右上の設定ボタン(歯車マーク)をタップ。
- 設定画面の「オーディオ・フィードバック・サウンド」をOFFにする(左側にする)
オートパワーオフはあるの?
30 分以上音声入力がなく、操作も行われない状態が続くと、自動的に電源がオフになります。FLIP5と同じ設定です。
オートパワーオフが働くまで結構長いですが、勝手に切れてくれるので便利。
取り扱い説明書は?
公式ページのマニュアルダウンロードから落とせます。
再生機側(スマホ、タブレットなど)の複数台接続はできる?
再生機側は2台まで同時にペアリングが出来ます。最後に再生ボタンを押した再生側の音楽に自動で切り替わります。
本機が一台あれば、2台の機器(スマホとタブレット)や夫婦やカップルでシェアして使うこともできますね。
動画を見るときに遅延は?
対応コーデックは標準のSBCのため220ms±50msの遅延が発生します。アクション映画やゲームなどにはあまりオススメできません。
個人的には・・・
- 音楽のPV⇒許容範囲内
- 映画(特にアクション)⇒TV&有線シアターバーで見ます
まとめ
1万5千円という価格で手軽に上品な音楽を楽しめるJBL CHARGE4。
低音偏重では無い確かな音質がJBL CHARGE4の存在価値ですね。2台購入してステレオ再生すれば、下手なオーディオ機器よりも良い音が出るかも?と思う音でした。
アウトドアで持ち運ぶには少し大きめですが、家で使う分には支障ないサイズ感。家庭用のBluetoothスピーカーにピッタリです。
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CHARGEシリーズの2021年新作「CHARGE5」が発売。2ウェイ・スピーカーユニットで明瞭感更にアップ!
Bluetoothスピーカーはオーディオブックを聴くときもオススメです