ミューズノータッチで検索すると「ミューズノータッチ 浮いてくる」など、詰替ボトルの浮きについて検索されていることが分かります。
我が家でも旧型を使っていた際に浮きが実際に浮いたけど、ドラえもんデザイン、ミニオンデザインの新型に変更してから浮いたこと無いな・・・と気付きました。
新型のミューズノータッチは浮きへの対策が取られたのかな?
新旧の形状を比較して、詰替ボトルが浮かない原因を調べてみました。
そもそも詰替ボトルが浮く原因は?
ミューズノータッチは殺菌成分の泡が自動で出るハンドソープディスペンサーです。
使う際には、本体の上から、詰替ボトルを逆さにつけて使います。
我が家で経験した浮き現象は、以下の条件で発生しています。
- 旧型の本体を使用している
- 詰替ボトルの中身が少なくなってきてから起こる(交換直後は問題なかった)
浮く原因はそもそも詰替ボトルの形状にあるのでは?と思い空になった詰替ボトルを切断して形状確認してみました。
詰替ボトル蓋 中央の穴部分にはまる本体の取り込み口から洗剤を取り込みますが、この蓋が下にくるように設置する形状のため、本体につけていない状態では栓が閉まっていないといけません。
この栓の開閉機構は、ボトルの裏側から覗くと確認できます。
中央にある半透明のゴムパッキン(円形状の部分)が栓になります。
ミューズノータッチの本体に付けると、洗剤取り込み口に押しあげられることが分かります。
モデル図で開閉前後を示すと次のようになります。
左図の閉まった状態に対し、青色のノズルが侵入することで、灰色で示すゴムパッキンが上方向に延びて洗剤取り込みが出来る隙間を作ります。
ボトルの栓をする機構はゴムパッキンの弾性で押し下げる力によるものであるため、右図にある使用状態では常に詰替ノズルを押し上げる方向の力が掛かっていることが分かりました。
詰替ボトルの中身が多いときには、ボトル自体が自身の重みで押し下げられるため浮かない状態になっており、少なくなると浮き上がったのはボトルへの荷重(押し下げる力)がゴムパッキンの閉まる力に負けたからになります。
旧品が浮き上がった理由と新型の対策
詰替ボトルの栓形状を確認することで、押し上げる力が常時加わっていることが判明しました。
ボトルが浮かないよう本体側の爪形状で浮きを抑える仕様になっていますが、新旧比較を改めて行うと、この形状に対策が取られていることが分かりました。
旧型の爪形状を確認すると本体内側に向けて爪が立っており、ここに詰替ボトルを引っ掛けて浮きを抑えています。
新型はこの爪形状が刷新されています。
内側に向いている爪は同様の形状ですが、違いは爪の背面側。本体側面に向けて逆レの字の形状が出っ張っており、これが板バネのようにしなります。この形状のおかげで、爪の内側向けの強度が高くなります。
新旧の爪を手で押してみると、旧型はコシが弱く押しただけ逃げてしまいますが、新型は変形し難くテンションが強くなっていることが体感できました。
この形状変更による改善が、詰替ボトルの浮きに対して効果を発揮しています。
ミューズノータッチ シリーズ
通常デザインに加え、各種限定デザインが豊富なミューズノータッチ。
昨年から詰替ボトルのみならず、本体デザインも変えた限定モデルが各種発売されていますよ。
まとめ
新型への変更において、旧型の問題点である詰替ボトルの浮き問題にしっかりと対策が取られていることが分かりました。
昨年のドラえもんに続き、2019年はミニオンとのコラボモデルも出ているミューズノータッチ。
問題点の対策もしっかり取られたオススメできるアイテムです。