収納ケースは数を揃える必要があるため、結構コストがかかってしまうのが悩みのタネですよね。我が家ではパントリー収納に一部無印良品のケースを導入しましたが、リーズナブルな100均収納が主力です。
綺麗に並べるため複数買いが必要だけど、導入コストを抑えられる。
しかも、種類が豊富なのでサイズの調整ができる。
中でも使用品頻度が高いSeria(セリア)「FIT BASKET スクェアタイプ」、DAISO(ダイソー)「スッキリ収納 ハンドルレギュラー」の2点を紹介します。
使用する収納の選び方はパントリーの奥行重視!
パントリー収納寸法(内寸)
幅775mm×奥行275mm×高さ2080mm
棚で7分割されている
幅や高さは調整代がありますが、奥行は基本的に調整できません。
そのため、奥行を重視して、シリーズを選びます。
一般的なカラーボックスの内寸奥行も270~280mm程度であり、
カラーボックス向けの収納が流用できることが分かりました。
Seria(セリア)「FIT BASKET」シリーズ
Seria(セリア)で購入した「FIT BASKET」シリーズはまさにカラーボックス向けのシリーズ。
まずはこのシリーズから、パントリーに適したサイズを選んでいきます。
FIT BASKETシリーズの寸法
FIT BASKETシリーズは6種類発売されており、その寸法(外寸)は以下となります。
横幅[mm] | 奥行[mm] | 高さ[mm] | |
スタンド | 125 | 275 | 183 |
積重ねスリム | 125 | 260 | 165 |
積重ね | 190 | 260 | 130 |
ハーフ | 190 | 260 | 150 |
スクェア | 250 | 260 | 120 |
ワイド | 380 | 260 | 80 |
スタンド(書類ケースのような奥が高いデザイン)を除き、奥行きは260mmに統一されており、パントリーに向いたシリーズになります。
このシリーズをタイプ別に複数並べたときの横幅をまとめたものがこちら。
横に並べる個数と総横幅[mm] | ||||||
1個 | 2個 | 3個 | 4個 | 5個 | 6個 | |
スタンド | 125 | 250 | 375 | 500 | 625 | 750 |
積重ねスリム | 125 | 250 | 375 | 500 | 625 | 750 |
積重ね | 190 | 380 | 570 | 760 | 950 | 1140 |
ハーフ | 190 | 380 | 570 | 760 | 950 | 1140 |
スクェア | 250 | 500 | 750 | 1000 | 1250 | 1500 |
ワイド | 380 | 760 | 1140 | 1520 | 1900 | 2280 |
パントリーの横幅(775mm)を最も効率よく使えるのは、「積重ねタイプorハーフタイプ×4個」、「ワイドタイプ×2個」の3タイプです。
しかし、実際にはこの3タイプを導入していません。それぞれ、次の理由からになります。
「積重ねタイプorハーフタイプ×4個」を導入しなかった理由
パントリー収納改善についての記事。この記事で書いた入れるもののサイズに対しムダがあることが導入しなかった理由です。
箱もの(フルーチェやCookDoシリーズ)の寸法を考慮すると内寸130mmあれば足りますが、この2タイプは外寸が190mm、有効内寸は160mmなので、1ケースごとに横幅30mmづつムダが生まれます。
※袋物は140mmのものもありますが、横幅調整が可能なので130mmが必要ライン
一つでは30mmですが、3個並べると90mmの差になり、このムダを無くすと、4個目をハーフタイプ(横幅190mm)⇒スクエェアタイプ(250mm)に変えることができるほどの差になります。
パントリーの横幅からすると、横幅170mmのケースを別シリーズから選んで採用すると収納力があがります
- 横幅190mmの積重ねタイプorハーフタイプ(30mmづつムダな幅)×4個 = 横幅760mm
- 横幅170mmの他シリーズケース×3個 + 横幅250mmのスクェアタイプ = 横幅760mm
これが、この2タイプを導入しなかった理由です。
「ワイドタイプ×2個」を導入しなかった理由
ワイドタイプは収納の高さが不足していることが導入しなかった理由です。
ワイドタイプは高さが80mmしかなく、収容物の目隠し効果はほとんど期待できません。
例えば、箱もの(フルーチェやCookDoシリーズ)なら高さ約155mm、カレールーは190mm。ホールトマト缶詰でも約110mmと、高さ80mmでは収まるものが少なく、目隠ししきれないのが問題です。
FIT BASKETシリーズのパントリー収納最適解はスクェアタイプ
収納力と目隠し効果のバランスを考えると、我が家のパントリー収納向け最適解はスクェアタイプになりました。
FIT BASKET(フィットバスケット)スクェアタイプ寸法
幅250mm×奥行260mm×高さ120mm
底面積が広いため、不定形なキッチン用品や小物をまとめて入れるケースとして効果的です。
このケースの苦手とするものは箱もの収納。箱は広くても横幅130mmのため、横1個では広すぎ、2個並べるには不足します。
箱もの向け収納を別シリーズから選ぶことが次のテーマになります。
DAISO(ダイソー)「スッキリ収納 ハンドルレギュラー」
FIT BASKETスクェアタイプの相方に求められるスペック
FIT BASKETスクェアタイプが向いていない箱もの向け収納は別シリーズから探す必要がありました。求められる要素は次の4点になります。
- 幅外寸170mm以内・・・FIT BASKETスクェアタイプの横に3個並べる横幅
- 幅内寸130mm以上・・・箱ものが収納できる横幅
- 奥行 約270mm ・・・パントリー奥行による
- 高さ 約120mm ・・・FIT BASKETの高さを基準とする
これらの条件に合致したケースが、DAISO(ダイソー)「スッキリ収納 ハンドルレギュラー」でした。
スッキリ収納ハンドルレギュラーは箱もの収納にピッタリサイズ
DAISO(ダイソー)スッキリ収納 ハンドルレギュラー寸法
幅159mm(内寸130mm)×奥行279mm ×高さ112mm
※取っ手を除く奥行は約240mm
ダイソーには取っ手付き収納として「スッキリ収納シリーズ」と「収納名人シリーズ」がありますが、目隠し効果を求めるなら、成型色が白の「スッキリ収納シリーズ」がオススメ。
なかでも、このハンドルレギュラーがキッチンの箱もの収納にジャストサイズなので選びました。
収納してみた
FIT BASKETスクェアタイプをメインに収納した様子です。
スクェアタイプ3個並べるとほぼパントリーの横幅になります。
DAISO(ダイソー)「スッキリ収納 ハンドルレギュラー」×3個の横にもスクェアタイプを1個設置できます。
事前に寸法を確認してからの購入のため、ムダなく配置ができました。
なお、実際に行ったパントリー収納改善では1カ所赤いバスケット(ダイソーのピッタリバスケット)にしています。子供用のお菓子入れなのであえて色を取り入れました。
Pittari Basket(ピッタリバスケット)スクエアタイプ寸法
幅260mm×奥行260mm×高さ123mm
ダイソーのピッタリバスケットは、セリアのFitバスケットと使用感はほぼ一緒です。
表記上の寸法はセリアのFIT BASKETに比べ幅が10mm広く表記されていますが、取っ手が4方向すべてにある影響のようです。
並べて比較すると、四隅のリブの高さにも違いがありました。
ですが、メッシュのサイズや数まで一緒なので、一見すると色違いくらいの差でしかありません。
ダイソーのピッタリバスケットは取っ手が四隅にあるのが便利ですが、頻繁に向きを変えることをしないのであれば大きな差ではないです。
どちらのシリーズを選ぶかは、色の好みと入手しやすさで、好きな方を選べば良いと思います。
まとめ
これらのケースを使うことでパントリー収納の横幅、入れるもの(特に箱もの)に合わせて収納スペースを有効に使うことができました。
- パントリーの奥行から使えるシリーズを選ぶ
- パントリーの横幅から何個並べられるか調べる
- 箱ものを入れる横幅130mmに適したケースが無ければ、別シリーズから選ぶ
パントリー面積の最大限生かすにはパントリーのサイズにあったケースを選ぶのが一番ですが、あくまでケースは収納するためのものです。実際に入れるものの視点から見直すことも必要ですね。
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